夕方に仕事を済ませ、帰宅。
気づくと眠りに落ちていた。
起きると外は雨。
ものすごい冷え込みだ。
だがアポもメンテもない。
こんなときはまず、街に出てみるに限る。
街は俺にパワーをくれる。
行き交う人の笑顔、喧嘩をするカップル、結婚式の帰りの集団、ナンパ師、スカウト…。
その渦の中にいると、いかに自分がちっぽけな存在か思い知らされる。
だが、そこに波紋を投じるのが「ナンパ」だ。
極端な話、「ナンパ」は、天災のようにその人の人生に衝撃を与える可能性があると思う。
街は節電のため、暗く人も少ない。
もともと声かけをしようと決して来た訳ではない。
無欲で街を流す。
モチベはないが、そんな時ほど客観的に街を見れる。
そのまま街を徘徊し、ふと訪れる幸運に微かな期待をしていた。
そんな中、前方からすれ違い様にビビッときた女性がいた!
この感覚はナンパ師ならわかると思う。
頭より先に身体が動いてしまう制御不能の状態。
たいてい、こういう場合は連れ出しが出来る。
すれ違ってから時間にして、2秒。
ふり返り、声をかけようとした瞬間、そのタイミングで待ち合わせの男と合流していた。
一瞬訪れたチャンスは次の瞬間、跡形もなくなり、あっけに取られ、一瞬息を呑んだ。
その後、帰ろうと思い改札に向かう矢先、即系歩きをしていた小さな女の子がいた。
スペックは4.0くらい。好みでも何でもない。
悩んだ後、踵を返した。
身体に不釣り合いな大きいカバンは開きっぱなし、姿勢も歩き方も全くオーラがない。
再び踵を返し、電車に乗った。
実は学生時代、出会い系で酷や即系を打ちまくった時期がある。
リストカッター、不登校、メンヘラ、風俗嬢、家出、性病、バツイチ…
俺はどんな娘も試練だと思い堪えた。
酷に堪えた自分をよくやったと認めてモテた気でいた時期もあった。
俺は今なんの為にストをしているか?
ただ寂しさを紛らわせ、回数を重ねることなど必要ない。
俺はスト高に必要とされる男になる為にナンパをしている!
黄金の精神を持って、これからも声かけをしてゆきます。