1992.5.11
AM7:50 1920g
双子の弟として産まれてきました
大好きなあなたの元へと生まれてきました
大好きなあなたとだらしのない父親と
見た目も中身も正反対の兄と四人家族
歌が好きなのも絵を描くのも丸文字なのも
全部 あなた譲り あなたの影響なんだよ
人見知りでいつもずっとくっついてた
あなたがいなきゃダメだった
ある夜 ケンカして 飛び出したのは
自分でもなく兄でもなくあなただった
きっと いっぱい 困らせたね 辛かったね
いい子じゃなかったよね、ごめんね
そんな日々の中で
笑って、泣いてを繰り返して
月日は流れていくものだと思っていた
だけど あなたに会えるのはいつからか
家の中じゃなくて 何故だか 病院だった
会えば会うたび会うほど もう まともには
顔も見れなくて 話すことさえもできなくて
「はやく帰ってきてね、約束だよ」
だなんて
約束が果たされないことを知った
ある日のこと
家で従兄弟と遊んでいたときのこと
父親から知らされた
「どうして?帰ってくるって
戻ってくるってあんなに約束したじゃん」
大声で泣き喚き叫びながら
突然の現実に嘘を願った
あなたがいなくなってから
父親のだらしなさが
よく映るようになった
目に見えるようになった
仕事も行かずにギャンブルに酒に煙草
いつの間にか知らない女を
家に連れ込んでいた
家賃も払わなくなったのか
電気も水道もガスも止められて
家の物には差し押さえ札
父親を見捨てた
何故にあんな男と結婚したの?
そうは考えてみても
あなたがあの人と出逢わなければ
自分も兄も産まれてこなかったよね
そういう点では
感謝してもしきれないけれど
あの人に似たこの顔は嫌いだよ
あなたの母に引き取られて 引っ越してきて
見た現実は'受け入れられないこと'だった
帰り道には決まってあなたを責めて泣いて
だけどあなたを盾にして生きる
自分も嫌だった
自分が周りとは違うと 普通ではないと
気付いたときあなたに本当に
申し訳なかった
死んでしまいたいと
何度も逃げ出しそうなときには
あなたのぶんまで生きると誓った自分
思い出した
そんなある日 あなたの日記を見つけて
読んだら 涙溢れた
こんなに愛をくれたのもあげたのも
きっと ずっと あなたが最初で最後
どんなに 愛されていたか 守られていたか
歳を重ねて やっと 知りました
もし もう一度だけ あなたに会えるなら
伝えても伝えきれなかった
大好きとありがとうとあなたの元に
生まれてきてよかったと
あるだけの愛を捧げたい
2017.5.11
この唄を天国のあなたに贈ります
mama|hyi















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