被告からちゃんと答弁書が届いているなんて知らずに、裁判官から『被告は欠席です』と言われ『やった欠席や(*´∀`)俺の勝ちじゃん(* ̄∇ ̄)ノ』なんて思ったのもつかの間、答弁書のコピーを渡され裁判が始まる(-_-;)

裁判官『オークションでパソコンを落札されたが、届いたパソコンが商品説明とは違い電源が落ちてしまうと言う事で、売買契約を破棄して代金の返還請求をすると言う事ですね?』

私『はい、そうです。』

裁判官『提出された証拠を全て見させてもらいましたが、この他に追加の証拠類はないですか?』

私『ありません。』

裁判官『今回の場合、瑕疵担保責任による代金返還請求と言う事ですが、確かに瑕疵担保責任は認められるのですが、商品が原告者の手元に渡ってから壊れたのではなく、被告の手元にあった時から壊れていた、または輸送中に壊れてしまったと言う事を立証できる証拠はありませんか?

私『立証と言われても、どう考えてもそんな事は不可能じゃないんですか?私は商品が届いてすぐに動作確認して不具合を発見していて、商品が届いた数時間後には原告に不具合を連絡しています。これはあきらかに届いた時にはすでに壊れていたって事じゃないですか。』

裁判官『それだけでは証拠として充分ではないんですよ。商品が原告の手元に届いた時には壊れていたと言う事を証明して欲しいんです。』

私『それだったら被告も商品発送前に商品が壊れていなかった事を証明していないじゃないですか。被告は証明していないのに、どうして原告だけそんな完璧な証明しなきゃならないのですか?』

裁判官『少額訴訟とは原告の訴えを認めるかどうかの裁判なので、それにはそれなりの確信の持てる証拠を提出して欲しいんです。
 それに対し被告側は訴えを認めてもらおうとしている訳ではないので、原告が提出した証拠に対抗できる程度の証拠を提出すればいいと言う事になります。』

私『それじゃ最初から壊れている物を買わされて詐欺にあっても、完璧な証拠がなければ泣き寝入りするしかないんですか?』

裁判官『そうですね···、裁判なので確固たる証拠がなければ···』

私『裁判なのに原告と被告で随分不公平なんですね( ̄▽ ̄;)』

裁判官『えぇ···、裁判なので証拠が絶対なんです。』

私『心の中で(証拠ったってこっちだけそんな完璧な証拠が必要なんかよ(-_-;)』

裁判官『これ以上の証拠が無ければ訴えは却下と言う事になります。裁判所から被告に和解案を提示する事も出来ますがどういたしますか?約半額の5000円支払う様に言ってみましょうか?』

私『別に最初からお金なんてどうでもいいんです。たかが1万くらいの金額だし、最悪2、3万赤字になってもいいくらいの気持ちで少額訴訟しましたから。』

私『届いた商品が壊れていたので連絡しても、最初から「ノークレームノーリターンなんだから文句言うな、壊れていようがなんだろうがこっちの知ったこっちゃない」みたいないい加減な態度が許せなかっただけですから。そんないい加減な売り方してて、みんながみんな「はい分かりました」とは言わないって事を教えてやりたかっただけです。

私『それに答弁書には、出品に際してどんなチェックをしてとか、事細かに書かれていますよね?私はそういった事を説明して欲しかったんです。私が被告に連絡してもそういった説明は全くせず、「簡単にチェックしただけです。ノークレームノーリターンですから···」だけで、あとは連絡一切無視でしたからね。内容証明まで受け取り拒否して( ̄▽ ̄;)

私『そんなズボラでいい加減な出品者が許せなかっただけで、お金はどうでもよかったので和解案はけっこうです(-_-;)』

裁判官『分かりました。では訴えは却下となります。』

裁判官『主文、原告の訴えを却下する。』

私『マジかよ( ̄▽ ̄;)こんな不公平があるのかよ(-_-;)負けてもうた( ̄▽ ̄;)』