お久しぶりです。

2月に私にしては大きな移動をしました。
東京へ「舌切雀」の舞台を見に行きました。一人で。
好きな作家、太宰治さん原作の舞台で、島津亜矢さんが主題歌を歌うと知り、好きな人が2人揃った作品、これは是非とも行かなくては、目的地への行き方、電車の乗り換え方やら調べて準備しました。
太宰さんの「お伽草紙」の中の一編、「舌切雀」は好きな作品で、中学生の時にこれが舞台化されたらと想像してシナリオを書いたことがありました。
そして死ぬ前に一度、太宰さんのお墓参りに行きたいと思っていたので、舞台を見た翌日に太宰さんが住んでいてお墓のある三鷹市へ行こうと計画しました。
ちゃんと行けるか不安でしたが、結果的に舞台も見られて、亜矢さんの歌も聴けて、お墓参りもできて目的を果たせました。
舞台の感想は、よく分からなかったです。
太宰さん、こんなつもりでこの作品を書いたのかなあ、こんな解釈もあるのかなあ。
作者の太宰治や現代の夫婦がちょくちょく出て来るのは、何の意味を持たせたかったのかなあ。
本編が終わってから亜矢さん登場で、歌と役者さん達とのちょっとした立ち話。
隣の席の人達、亜矢さんが出る前に帰ってしまいました。
急いでいたのかなあ。
もったいない。
劇場はビルの中。

梅沢富美男さんの花は二段式で立派でした。

上演まで時間があったので階下のプラネタリウムを見ました。

私は映画の上映みたいなプラネタリウムより、昔、名古屋の科学館で見た先生の説明を聞きながら星を見るプラネタリウムの方が好きです。
三鷹駅から太宰さんのお墓がある禅林寺というお寺まで歩いて行きましたが、道が合っているか不安になって来た時に交番を見つけ、砂漠にオアシス、お巡りさんに教えてもらい無事に到着しました。
三鷹市のマンホール。三鷹のキャラクターなんでしょうか?

禅林寺。

太宰さんのお墓。

前には森鴎外さんのお墓。
鴎外さんのお墓は花が寂しそう。

太宰さんが入水した玉川上水。
吸い込まれそうな感覚。

石が置いてありました。
故郷の青森の石らしいです。

上水道に沿って井の頭公園まで歩きました。
この道は風の散歩道と言うそうです。


公園内にはたくさんの家族連れが遊んでいました。
三鷹駅まで戻る途中に山本有三記念館があったので入りました。

この方も三鷹の住人だったのですね。
立派な洋館でした。
三鷹駅の掲示板で知った太宰治文学サロンに行ってみました。
案内板を頼りに全く方角が分かりませんが辿り着く。


三鷹の住居の模型。

そこで買ったクッキーは
「津軽」の表紙をかたどった箱。


東京の駅には人がいっぱいいました。 
私でも行きたい所に行けるんだと分かりました。
太宰さんのお墓参りができて満足です。