最近毎日1986オメガトライブとカルロス・トシキ&オメガトライブの曲を聴いています。
両方ともカルロス・トシキさんをボーカルとしたオメガトライブというバンドでメンバーの入れ替わりはあるけど、そんな違いはないかもしれません。
代表曲は「君は1000%」「アクアマリンのままでいて」
活動期間は1986年から1991年。
一時期テレビの歌番組によく出ていたので、その姿をよく目にし、歌声を耳にしました。
「ザ・ベストテン」とか「夜のヒットスタジオ」とか「歌のトップテン」とか「ミュージックステーション」とか。
バンドなのに何故かテレビに映るのは、ほとんどボーカルのカルロスさんだったように思います。
カルロスさんは日系ブラジル人で、歌が上手いとか下手とかいうより、甘くたどたどしい歌声も、ステップを踏みながら体を揺らしてリズムをとる歌い方やそのルックスも、とにかく可愛らしいという印象でした。
でも私は彼らのレコードも買わなかったし、コンサートにも行かなかったから、テレビに出なくなると忘れていきました。
でも少し前に、NHKの番組にカルロスさんが出演して、1986オメガトライブのヒット曲「君は1000%」で何故「100%」ではなく「1000%」という言葉を使ったかについてのキッカケを話していました。
カルロスさんがスタッフに自分の出身のブラジルの公用語ポルトガル語では100を意味する言葉を「セン」と発音すると言ったそうです。
その話から発想されたのでしょう。
「君は100%」という曲名ではヒットしなかったかどうかは分かりませんが。
その時、カルロスさんは少し歌ってくれたのですが、30年の時を経て、姿はおじさんでしたが、歌声は当時のままのようで驚きました。
放送時、カルロスさんはブラジルで音楽とは別の仕事で成功して、時々日本へ来て歌っているとのことでした。
突然懐かしくなって、「君は1000%」を聴きたくなりました。
イオンにオメガトライブのベストアルバムの廉価版が売っていたので、知っている曲は3曲だけだったけど買いました。
聴いてみると、カルロスさん上手だなと思いました。
そして英語がとても堪能だと知りました。
半分くらい歌詞が英語の曲も難なく歌い、しかも英語の部分はカルロスさんが作詞したそうです。
またアルバムには、恋人へのプレゼントやデート代のお金のために朝まで仕事して無理してるけど、恋人が欲しいものは自分のキャッシュカードから払えばいい。恋人を愛してるとか(Bad Girl)、彼女との待ち合わせに遅刻してひたすら謝るけど許してもらえない。遅刻の原因は道路の渋滞で大事な待ち合わせには公共交通機関を使えということか(ツーアウト・フルベース)。可哀想だけどちょっと笑ってしまう曲があったり。
最後のシングルがユーミンさんの作った曲で、ユーミンさんはセルフカバーしていて、サビの単語をカルロスさんはポルトガル語で、ユーミンさんは英語で歌っているとか(時はかげろう)
発見がありました。
そんな訳で曲を聴きながら眠りについています。