午前3時。
携帯電話が鳴って目が覚めた。






ぼんやりした頭で、
こんな時間に誰だろう。と
思ったけれど、
思い当たるのは
あの子しかいない。







こっちが3時ってことは、
向こうは夜の8時だっけ?
簡単な時差の計算がうまく出来ず、まぁいいや。と
とりあえず 携帯に手を伸ばした。






いつもならこんな時間に携帯電話が鳴っても起きない。
でも、胸騒ぎがした。
眩しい液晶の画面で目を細め、寝ぼけた頭を急かした。







思ってもみない衝撃で、
慌てて起き上がり言葉を探した。







誰かの為に空けていた心の中のスペース。
それがするりと抜け落ちて、余白にスー スー と
風が抜けて埋まらない。
誰かの為に、何かの為に、
空けていた余白の大きさに
今さら気づくのだった。
そのスペースが、
家族でも、恋人でも、
友情でも、仕事でも…







今までにないくらいに並べられた弱音。
見知らぬ土地での孤独と不安。
もがいているその姿に胸が痛かった。
かけたい言葉は、空中分解をして、頷くことしかできなかった。








何かを自分の手で掴みたいと思うとき、色んな気持ちを知ってしまう。
何回も波のように同じようなことは廻ってってきて、時には自分自身に甘い言葉で騙される…





自分が思ってる以上にもろくて、
自分が思ってる以上に強い。
私たちは、まだこれからなんじゃないかな。





どんな人にも
人から見たら おやっ? と思う
一面を持っている。






懐かしのあの人からの電話は
その人の"ほつれ"を
蘇らせた。






容姿も中身もピカイチと言うくらい同姓にも異性にも人気のあるその人は、どんな人ともすぐに打ち解けてしまう才能がある。
だから、異性からはしょっちゅうデートに誘われていた。







でも、
続いたためしがないのだ。








その人の"ほつれ"


















食べ方がものすごく下手なのだ。








膝の上には、
すぐにパンくずが散らばり、
いつのまにか袖にはソースのシミがついている。
食器はわしづかみで、
交差した箸で上手い具合にご飯を口へ運ぶ。








料理の美味しさが逃げる。
その人の中の定義らしい。








私は、初めてその人とご飯を食べた時、
食べている姿を見て大爆笑した。
その人の個性的な食べ方を見て
その人だけの"ほつれ"を見つけた!そんな気がした。








今でもその人とご飯を食べる時に私はまず笑う。
変わらない姿がなんだか
くすぐったくて嬉しいのだ。
安心するよ、その反応。と
その人はガツガツ食べる。
やっぱりどこかにシミを付けて…






人の"ほつれ"
私には愛しく思える
その人だけの個性だと思う。





優しい音をききながら
るきさんと言う本を読んだ。




るきさん、
なんだか君に似てるよ。





うん。
親近感がとても湧いたよ。





でも、
あそこまで私は抜けてないよ。
なんて少し反抗してみた。








ブログ書いてください。
それを言われたのが2日前…ちょっとスローペースだけど、
ちゃんと書きますよ。
aちゃん、楽しみにしていてくれてありがとう。