いよいよメインのフリータイムの準備が整いました。勝負は5分間の4回戦です。このフリータイムでいかに会話を盛り上げるかが重要だということは初参加の私にも充分わかっておりました。フリータイムの過ごし方がパーティーの勝敗を決めるといっても過言ではないでしょう。周囲の男達も鋭い目つきで女性を物色している様子です。会場に緊張した空気が流れます。。。


司会「それではフリータイムの開始です!!!」


獣のような険しい目をした男共が目当ての女性めがけて散っていきます。例えるならば競馬がスタートするときにゲートが開いて馬がいっせいに飛び出すような感じです。ぼやっとしていたら踏み潰されそうな勢いですね。普段はたいして積極性もなさそうなショボイ男達が(私も含む)獲物を目がけて突進する姿はまさに地獄絵図。あまりの勢いに圧倒されてしまいました。


第1希望ってのはけっこうかぶってしまうみたいで人気のある女性はすぐに黒山の人だかりができてしまいました。男女の割合が半々くらいだったので1人の女性に男が群がると当然人気のない女性が余ってきます。フリータイム開始と同時に1部ではものすごい盛り上がりを見せているのに対して出遅れた男と人気のない女性はただ立っているという異様な光景ができあがりました。


当然のように出遅れた私は目当ての女性が空いているかを確認します。とりあえず第1希望の子(かわいい系のサービス業)を探してみるとすでに数人の男性に囲まれている様子でした。これは無理だと思ったので第2希望を探します(外車のディーラーで空気読めないやつ)。ところがこの子もすでに相手がいました。あんな空気の読めない女でも需要があるんだな~などと感心してる場合じゃありません。そうこうしてる間にも時間がどんどんなくなっていきます。こうなったら誰でもいいからとにかく話をしないと来た意味がなくなってしまうではないですか。とりあえず誰でもいいからと思いすぐ近くに立っていた女性に声をかけました。。。


私「あの、空いてますか~?」


女性「あ、空いてますよ~!」


なんとなく物腰の柔らかそうな口調で好感触です。とりあえず最初はこの人と打ち解けることを目標に初戦開始です!!!