本日はアロマ検定2級の出題範囲である安全のための注意についてです。
ちなみに昨日のおさらいはこちら
精油を安全に使うために守ることとは
原液を直接肌に塗らない
直接肌についた場合は大量の水で洗い流す
精油を飲用しない(ホームケアではおすすめしません)
精油を目にいれない、また入らないように注意する
精油は引火する可能性があるので火気には十分注意する
子供やペットの手の届かないところに保管する
高温多湿や空気、紫外線などにより変化が早まるので、ふたをしっかり閉め、冷暗所で保管すること
※ここで冷蔵庫保存はどうかという質問が出たりしますが、私は基本的にはあまりお勧めしません。
(柚子なんかは要冷蔵って書いているものはその通りにしたほうがいいと思いますが)
冷蔵庫から出し入れするたびに温度変化があるのでより変化する原因になると考えるからです。
お年寄りや既往症のあるかたのための注意とは
お年寄りや既往症ある方、敏感な体質の方は、香りに反応しやすいこともあります。
不快感を感じるようであれば、しばらくアロマテラピーを中止したほうがよい。
一般の健康な方でも不快感や異変を感じるときには使用を中止することを心がける。
まずは基準の半分以下の量で試してから使用するとよい。
妊婦のための注意とは
妊娠時は身体がとても敏感になるため、芳香浴以外のアロマテラピーを実践する場合は、特に注意が必要になる。
全身のアロマテラピーを行う場合は、経験を積んだ専門家に相談の上使用する。
※芳香浴は基本的に大丈夫ですが、妊婦の時はニオイにも敏感になります。
また、ローズに関しては芳香浴でも体に影響することもあるようなので、できれば控えたほうが良いようです。
乳幼児のための注意とは
3歳未満の乳幼児には芳香浴以外は行わないようにする。
3歳以上の子供でも、大人の使用量の10分の1程度からはじめ、多くても2分の1程度までを限度とする。
※小さい子供にはカモミールやラベンダーなどの刺激が少ない精油からの使用をお勧めします。
精油によく似た商品とは
合成のアロマオイルやポプリ用香料などの類似品に注意する。
※一律同じ値段でペパーミントやローズが抽出されることはありません。
特に初心者であればアロマ専門店での購入をお勧めします。
光毒性に関する注意とは
精油成分の一部には皮膚に精油を塗布した状態で、日光などの強い紫外線があたることにより、皮膚に炎症反応などの皮膚刺激が生じることを光毒性という。
光毒性のあるものとして知られている成分にベルガプテンがあり、ベルガモットに代表される柑橘系の精油に含まれる。
検定試験範囲で紹介されている精油では、ベルガモット、レモン、グレープフルーツに含まれている。
これらの光毒性の可能性がある精油を外出前や外出中に使用するときは、十分注意が必要である。
※メーカーによってはベルガプテンを抜いて抽出したベルガプテンフリーの精油も扱っています。
心配な方はこのような精油を使ってみてもいいと思います。