2010/05/10 | 帰ってきたジメジメする部屋

2010/05/10


今日も僕は君に伝える言葉を探している。





真夜中にふと思い立って
白い紙に鉛筆で
書きなぐった
どうしようもないほど
たまってしまった
不安と切なさを
言葉にした

それは安っぽく
誰にでも書けるよな
誰の心にも響かぬ言葉

自分の気持ちさえ
うまく言葉にできない
そんな僕が
どんなに泣いたって
答えをだせるわけないか

なのになんで
君はそれを読んで
素敵だって言った
惨めな僕を
強いって言った
狡い僕を
優しいと言った
僕の歌を
好きだと言った
お世辞でも
嬉しかったよ
君の笑顔が
あたたかかったよ

何言ってんだよ
優しいのは君のほう


それなのに
僕は君を傷つけた
君に気持ちを押し付けた
結局僕は口だけの弱虫


それなのに君は僕に
ありがとうと言った
傷つけた僕に
ごめんねと言った













真夜中に思い立って
白い紙に鉛筆で
君への気持ちを書いた

うまく言葉にできなくて
涙が止まらなかった




もっと伝えたい言葉がある

ありがとうとか
ごめんねとか
そんな言葉じゃ
足りないんだよ

もっと伝えたい想いが
心にあるのに




君は僕に
優しいと言った
強いと言った
ありがとうと言った
ごめんねと言った

君の笑顔が
あたたかかったよ
なにいってんだよ
優しいのは君のほう