(前回のお話)
子どもとの蜜すぎる日々に疲れていたところに、息子タカくんからのさりげない愛情表現で、肩に力が入ってたことに気付きます。外に出られない、限られた状況で子どもの為に何ができるのか、考えることにしました。

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子どものごっこ遊びに付き合うのが苦手な私。
何が苦手かってあそびに終わりがないことです。
延々と細かい設定のストーリーに沿っておもちゃになりきるのが難しい。ネタが尽きるし気力も尽きる。

そこまで考えたところでふと気付きます。
「じゃあ、終わりがハッキリしてればいいんじゃない?」と。

やってみたのはお料理教室。
今まで危なっかしくて一度も入れたことがなかったキッチン。「今日は特別にママと手を繋いでキッチンに入ろう!」と誘うとタカくん大喜び。

エプロンと帽子を身につけていそいそとキッチンの入り口に。緊張と興奮が入り混じった様子で手を差し出してきました。

さて、初めて一緒に作ったのはホットケーキ。恐る恐る卵を割って、泡立て器でかき混ぜます。

焼くのは危ないので私がやりましたが、終始癇癪を起こすこともなく指示の通りに頑張っていました。

「ママ、キッチンたぁのしぃー!タカくん大きく大きくなったから、特別にキッチンするよう!」

ニコニコと嬉しそうな笑顔を見て。
私も嬉しくなりました。

普段は仕事をしていて一緒に何がする時間も少ないので、子どもの姿がとても新鮮に写り、いつのまにか成長していたんだなぁと、しみじみ照れ

ちなみに、お料理だと、目を離すと本当に危ないので携帯を見たり意識が逸れることもなく、子どもと一体になって楽しむことができました。
また、ゴールが決まっている(料理の完成)ので、気持ち的にも余裕が生まれました。

その後タカくんは、出来上がったホットケーキをしっかり完食し「またキッチンしよう!」と意気込んでいました。

毎日という訳にはいきませんが、週1〜2回ならそこまで負担にもならず、楽しめます。
出来たら終わりではなく、食べる楽しみもあるのがいいですね。おやつを作っていても食育ってことにすれば何だかいい感じです笑笑

ドーナツ、ピザ、餃子など、普段あまり作らないものをチョイスしたので、親も子もテンション高く頑張れました。

いつまで続くかわからないコロナですが、今しかない蜜月をゆる〜くエンジョイしようと思います。