一年前のバレンタインイベントにご夫婦で来ていただいたA様がbasicにふらっとお立ち寄りいただきました。
A様:「あなたに御礼が言いたくて、1年前と同じ着物を着てきたわよ。覚えてくれてる?」
石田:「もちろんですよ。あの日の会話も覚えていますよ。」
A様:「うれしいわ~。実はね、去年の9月にお父さんが亡くなったの。写真を撮った後、 検査に引っかかって・・・。その後体調が急変して・・・。去年のバレンタインの企画でここに来て、あなたに撮ってもらったあの写真・・・ほんとに気に入ってるの。だから御礼が言いたくて・・・。」
石田:「お父さんが亡くなったことは残念でしたけど、気に入った写真が残って僕も嬉しいです。」
A様「実はお父さんは大の写真嫌い。でも私はお父さんの写真が欲しかったの。もちろん夫婦で撮った写真もほとんどないし・・・だからバレンタインの企画を娘から聞いて、コレなら!って思って連れて行ったのよ。あの日はあなたの言葉にお父さんも乗せられて凄く上機嫌。次は着物着て撮ろうか・・・なんて帰り道で盛り上がったり・・・ほんとに良かったの。」
「亡くなった後お葬式でも遺影にして、たくさんの友人から、お父さんほんとにいい顔してお父さんらしいいい写真だって褒めてもらって・・・」
「今はこの写真に毎日元気をもらってるの。ほんとにありがとう(涙)」
こんなエピソードがありました。
ism:basicをオープンするきっかけになったのは、5年前の僕の親父の死でした。
僕はこんな仕事をしているから、いいタイミングで親父らしい写真を残すことができたのです。
親父らしい写真を持っていることで癒され、悩んだときに語りかけ、毎日生きる勇気をもらっています。
この喜びをたくさんの人に伝え、分け与えることができたらどんなに良いんだろう。
何にも代えがたい幸せがそこにある。
そう思ってism:basicをオープンさせたのです。
今回A様の幸せそうなお顔と前向きな気持ちにふれ、改めて自分の使命を感じました。
『 写真(大切な人の写真を残す)を通して世界中に幸せな人を増やしたい。』
2年前から進めているプロジェクトがようやくスタートラインに立とうとしています。
人生をかける価値があるプロジェクトだと思っています。
人生1回きり、やりたいことを本気でチャレンジしたい。
親父の死がそれを教えてくれたのだと思うんです。
ism 石田でした。


