ナルトママが、入院して一週間も経つか経たないかの頃、
一度病院を離れ、家に洋服を取りに帰り一泊して、実家に戻る車の中で
ナルトの携帯が鳴った。

ママが亡くなったとの報告。

ナルトは、まったく感情の起伏が無し・・・
私が泣いてただけ。

で、亡くなってから葬式までが想像以上に大変だった!!

南部では、人が亡くなると、毎日の様に家に人が訪れ
みんなが食べ物、飲み物、生活に必要な物(紙皿、フォークナイフ、キッチンペーパーから、トイレットペーパーまで)を持ってきてくれる。
親戚が集まって、家の片付けをしたり、芝刈りをしたり。
とにかく、みんなで、亡くなった家族を助けるために、色々とやってくれるのだ。
それで、持ってきてくれる食べ物が、これまた結構おいしくて・・・・
もう、一日中食べていた。
この時期、たぶん、3-4キロは、確実に太ったなぁ。
普段は毎日の様にジムに行っているのだけれど、
ママの看病と、その後2週間ほど、葬式や、その後の片づけやらで全くジムにも行けなかったので、ダブルパンチ。

ナルトの5人兄弟全員が家に滞在し、それぞれの子供が合計10人とかで、すでに人が飽和状態の家に、
一週間も、ひっきりなしに訪問者が訪れた。
ママが亡くなって家族が寂しくないようにという計らいで行われているらしいんだけど・・・・
はっきりいって、迷惑!!!
それで、ただ、訪問だけならいいんだけど、
みんなも、この家にいけば、おいしいご飯が食べれるというのが分かっているので
親戚なども、ずーーーーっと長居して、なかなか帰らないし。
で、勝手に、おいしいものとか持って帰るし。

途中、ナルトも私も、精神的に疲れてきて、
自分達の部屋にこもって、まったりしてた。(大人気ない二人・・・)
他の兄弟は、みんな客の相手をしたりしてるんだけどね。
ま、基本ナルトって、エンタイソーシャルだから、
人と戯れるのが大嫌い。(←つまんねー男です。)
なので、こういうのは苦手みたい。

ナルトと二人で話してたけど、
ママが亡くなってから、こうやって人が集まるより、
ママが本当に具合が悪くて、手助けが必要だったときに、
みんなが助けてくれてた方がよっぽど、ママも嬉しかっただろうにね。
ナルト兄弟などは、特にほとんど何の助けもなかったから。

ナルトから後できいたんだけど、
ママが亡くなってから、兄弟みんながママに頻繁に会いに行かなくて
後悔してると言っていたと。

ナルトが昔、パパを亡くした時に、ナルトは、まだ大学生だったので、
パーティーに忙しく、
パパに頻繁に会いに行かなくて相当後悔をしたらしい。
それで、ママに対しては、元気なうちにできるだけ沢山時間を過ごしたいと病気になる前から言っていた。
なので、今回ママを亡くした時、後悔の思いは一切無いと言っていた。
私にも、まだ両親が元気なうちに、できるだけ一緒に時間を過ごせと
ママが亡くなったあと、何回も言われた。



この時の様子をちょとっこっとだけ写真にとったのがこちら↓


こんな感じで、料理が次々と運ばれてくる。


↓キッチンにも人。


↓応接間にも、人が。この時は、まだ人がいないけど、ここに、うじゃうじゃ、みんな立ってお話したり、食事したり・・・




↓ダイニングにも人だかり。




もちろん、リビングルームにも、折りたたみ椅子を並べて、
人がいっぱい。



↓人が家の中からいなくなるように、外に焚き火をたいたり、色々作戦。
子供達は(私も!)マシュマロ焼いて食べたり。



人がいなくなるように、家の冷房を、すっごくさむーくしてみたりとか
作戦は立てましたが・・・・
結局毎日、10時頃までみんな、家に集まっていた。


コメディアンのネタにもなっていたけど、
一週間この訪問があって、みんなが持ってきた料理の80%が、
チキン、チキン、チキン。
黒人=チキン
の方程式がきっちり、成り立ってた!!

親戚のおじさんが唯一、魚を裏庭でフライしてくれて、
スペアリブも作ってくれて、すごいおいしいご飯をつくってくれた。
このおじさんも、数ヵ月後亡くなり、つい最近葬式に行ってきたんだけれども。
これだけ、親戚が多いと、色々な人が次々に亡くなっていき、なんだか悲しい。


そして、ついに、お葬式。
こちらのお葬式は、日本ほど暗い感じではなく、
服装も一応黒だけど、特に決まりは無く色の着いた服を着ている人もいるし、
ゴスペルのクワイヤーが歌を歌ったり、牧師が話をしているときに、おたけびあげたり、などなど、といった感じ。
キリスト教が、死んだら神の元へ行くことができるという考えがあるので、どちらかというと、それを祝うというのがあるからかもなー。
ママは、この田舎の地域で色々と活動していたので、知り合いも多く
大きな場所で、沢山の人が集まった葬式だった。
ママがミニスターをやっている教会の牧師さん以外にも、知り合いの牧師が沢山集まり、
みんながそれぞれプリーチをした。
他の葬式にもいくつか参加したけれど、これほど大きな葬式は見たことが無い。
ふと、ナルトに、私が死んだら、誰が葬式に参加してくれるんだろうか・・・・とボソッとつぶやいてしまった。死んだときに、その人の偉大さが分かるな~と思った。

ナルトの兄がスピーチをしていて、心に残ったのが、
ママは、子供が小さいときから、地域に貢献をしていて、色々な人の助けをしたり、話を聞いてあげたりと色々忙しく、兄や、兄弟達と過ごす時間を割かなければいけないときもあったらしい。
で、ナルト兄は、子供心に、なんで自分のママを他の人とシェアーしなきゃいけないんだろう。
他の人達は、ママからのお仕置きはなくて、ママの愛情だけ得ることが出来て、僕達は、愛情と、お仕置き両方なんだろう(笑)
と。

それを聞いて、あー、やっぱ、ナルトママって、こういう人だったんだなー。みんなに、愛情を与える人だったんだなー。と改めて思った。

そんな、素敵な人をこんなに早く亡くしてしまうのが惜しくて惜しくてしょうがない。
私とナルトは、まだまだ、新米夫婦で、毎日山あり谷ありで、ママみたいな偉大な人のアドバイスが必要だったのに。
ナルトは、頑固者で、私のいう事は全くきかない、俺様な、ジャイアンの様な男。(最近では、ナルトじゃなくて、ジャイアンにあだ名変更してやろうかとすら思ってるから・・・)
ナルトが、唯一意見を聞くのが、ママ。なので、どうしても、ママの存在が必要だった。
どうして、こうして、偉大な人って亡くなるのが早いのだろうか・・・ナルトのパパも偉大な人だったみたいだし。あぁ~。残念でしょうがない。

話飛ぶけど、私の7年付き合った、Exの母親は、本当にどうしようもない女だった。
まず、3人子供がいて、それぞれの父親は、全部違う。
家の生活費も、ぎりぎりで、Exにいつも金を要求してくる。
住んでいる家も、代々引き継がれている、彼女のおばさんだったか、おかあさんだったかの家だから、
レントを払う必要もないのに、家の屋根には穴があいて崩れてきていて、修理もできない。
で、その修理の金をExに要求したり。
もう、とにかくめちゃくちゃで、大嫌いだった。
死んでくれとまでは思わなかったけど、老後、うちらが世話をするのは、絶対嫌だった。
そういう女に限って、長生きをするものです・・・・
まあ、別れたので、もう関係な~い。wa-i*
Exの家族とは、みんなまだ、フェイスブックで繋がってるけど、Ex母だけは、繋がってないし!!この母以外は皆良い人だったんだけどね~。


葬式も終わり、やっと訪問客もいなくなり、兄弟も帰り
私とナルトだけの静かな生活が戻った。
ナルトは、丁度この時転職をする時だったので、休みが偶然にもあり、しばらく実家で色々な手続きをしていた。
人が亡くなると、本当に大変。私は実際手続きはしてないけど、見ていてストレス感じてそうでゆっくり悲しんでることもできないんだなぁと思った。

ひとつ、とっても残念だったこと。
丁度、ママが余命1週間と言われたあたりで、2週間のハワイ旅行を予定していたのです。
うちの両親と落ち合って。
普段は、ナルトの仕事の関係で、1週間しか取れない休みも、転職があったので、2週間の休みが取れて、うきうきしていたんだけど・・・・
こんな状態で、旅行に行っている場合ではないと判断し、キャンセル。格安チケットだったので、お金は返ってこないと思っていたら、多少の返金があったので、ちょっとだけ安心。それでも、両親が取ってくれたコンドの部屋はだれも泊まることなく、無駄に終わってしまったのだけど。
その代わり、今年の3月に、その返金になったお金でハワイに1週間行くことができた!!ので、ま、いいかな。

義理の姉に言われて気付いたんだけど、
ナルトママの旅立ちは早かったけど、
でも、去年、ナルト弟が結婚式をして、それにママは出席することもでき、
ママの子供達全員が結婚をし、それぞれ伴侶を見つけることができて、
それを見届けてから、ママは旅立った。

そして、去年結婚した弟達が子供を授かった事を昨日聞いて
あ~、ママ喜んでいるだろうな~と、ナルトママのことを思っていました。
ナルトの弟は末っ子なので、ママにとって、かわいくてしょうがない存在みたいで、
My babyっていつも言ってたから、このニュースは、ママにとっては特別だろうな~。

ナルトママ、ずーっと、私達の事を見守ってくれているといいなぁ。
宗教は信じていないけど、でも本気で↑こういうのは、信じてる(笑)