とある私の後輩。Sちゃん。
彼女は28歳。婚活においても、私の後輩。
その子に、この前、お酒を誘われて、
飲みに行った時のヒトコマ。
「先輩って、ホントに結婚したいって思ってます?」
私のことをセンパイって呼んでくれる数少ない女の子。
見た目は、北海道のきつね。
それを、ちょっと鋭さをやわらかくした感じ。
(むずかしいけど。そんな感じ)
「えっ、思ってるよ。どうして?」
「だって、本気で結婚したいって思ってたら、もうしてると思うんですよ」
梅酒のソーダ割りが美味しいと思って、
3杯も飲んだせいか、
イマイチ理解できない私。センパイとして不十分な私。
「だって、結婚って、どこかで妥協しなきゃ絶対無理だと思うんですよ」
「ダキョウ?」
「そうです。だって、女の人って、絶対理想の男性像ってあるでしょ」
「うん、まぁ、あるかな」
「でも、実際、そういう男性って、ほんっっっっっっっっっとにいないじゃないですか」
「まぁ、そうかなぁ・・・」
「で、本気で結婚したい人っていうのは、やっぱ妥協できちゃうんだと思うんですよ」
「・・・う~ん、でも、本気で好きって思って結婚する人もいるんじゃない?」
「いやしませんよ、そんな女!」
そして、なぜかいっきにビールを飲み干す後輩Sちゃん。
一体、彼女に何があったのか?
「理想の男性って、よく見積もっても、100人に1人いるかいないか位の確率ですよ」
「じゃぁ、その100人に1人を見つければいいんじゃない?」
「そこですよ! 先輩の甘いところ!」
なぜか、指をさされてる私。そう言えば、昔、笑うせーるすまんってあったなぁ。
そんな場違いなことを考えている私。
「先輩に、指さしちゃダメだよ」
「あぁ、それはごめんなさい」
あぁ、それはごめんなさい。
これもSちゃんのよく言うセリフ。
私じゃ絶対言えないセリフ。
きっと、こんなことを言える女子は、
私と全然違う恋をしてきたんだろうなぁ・・・
って、全然関係ないことを考えている私。
「Sちゃんは結婚したくないの?」
「したいですよ。でも、もう、妥協しなきゃ無理ですよ、絶対」
「そうかな。まだ、若いじゃん」
「だって、いい人、みんな結婚してるもん」
○○だもん。と、年下の女性に言われると、
なぜか、きゅんとしてまう私。
年をとったせいかしら・・・
こういう風に接することを許される人が、
私にもいればなぁ・・・
性格的に無理か・・・
と、また、後輩をさしおいて、
勝手に人生をかえりみたりしている、水戸黄門的な私。
印籠。
「不倫はありですか?」
突然の質問。思わず、梅酒の梅をつかんで、口に入れそうになる。
「フリン? 不倫はなしでしょ」
「すごく好きでも?」
「だめだよ。まぁ、私の考えが古いかもしれないけど、奥さん可愛そうじゃん」
「でも、それで、私は幸せになれるんですよね・・・」
フリンしてるのかい? マイベイブ。
「もしかして、不倫しちゃってるの?」
「だって、独身の男にいい人いないもん」
「いや、それは今まではいなかったんだろうけど。これから出会うかもしんないじゃん」
「そんなこと考えたら、きりがないじゃないですか」
う~ん、思いっきり甘えられてるっ!
どうしよう。
私は過去に、友人の不倫相談をしていて、
生意気に色々と意見をしたりしたことがあったのですが、
その友人が、結果として、ドロドロな状態に巻き込まれたことがあって、
それ以来、不倫に関しての本気トークは、
避けていたのです。
それに、もう、不倫とか、
私にとっては、レベルが高すぎ(?)て、
正直、何と言うべきなのか分かんないんです。
「よくわかんないけど、その人は遊びじゃないの?」
「・・・遊びって行ったって、結婚しなきゃ、全部遊びでしょ。違います?」
きつねの眼が、ちょっとずつ鋭くなってきてる・・・
どうして、私に挑戦状・・・
彼氏もいない私なのに・・・
その後、彼女は、
おいしさも分かってないのに、VSOPのロックとかを生意気に飲んで、
フラフラしながら、店を出ました。
電車で帰ると言うので、
無理やり、タクシーにのせて、
家に帰しました。
色々考えながら、
私は黙って、家に向かって歩き、
なぜか、ふと、悲しい気持ちになりました。
家に帰って、お風呂に入っている時に、
メールが届いていました。
Sちゃんからでした。
「今日は、楽しかったです。また、飲みましょうね」
それだけかよっ!
そう思ったけど、
まぁ、いいか、と思いながらベッドに横になりました。
一人のベッドは、いつもつめたいです。
彼女は28歳。婚活においても、私の後輩。
その子に、この前、お酒を誘われて、
飲みに行った時のヒトコマ。
「先輩って、ホントに結婚したいって思ってます?」
私のことをセンパイって呼んでくれる数少ない女の子。
見た目は、北海道のきつね。
それを、ちょっと鋭さをやわらかくした感じ。
(むずかしいけど。そんな感じ)
「えっ、思ってるよ。どうして?」
「だって、本気で結婚したいって思ってたら、もうしてると思うんですよ」
梅酒のソーダ割りが美味しいと思って、
3杯も飲んだせいか、
イマイチ理解できない私。センパイとして不十分な私。
「だって、結婚って、どこかで妥協しなきゃ絶対無理だと思うんですよ」
「ダキョウ?」
「そうです。だって、女の人って、絶対理想の男性像ってあるでしょ」
「うん、まぁ、あるかな」
「でも、実際、そういう男性って、ほんっっっっっっっっっとにいないじゃないですか」
「まぁ、そうかなぁ・・・」
「で、本気で結婚したい人っていうのは、やっぱ妥協できちゃうんだと思うんですよ」
「・・・う~ん、でも、本気で好きって思って結婚する人もいるんじゃない?」
「いやしませんよ、そんな女!」
そして、なぜかいっきにビールを飲み干す後輩Sちゃん。
一体、彼女に何があったのか?
「理想の男性って、よく見積もっても、100人に1人いるかいないか位の確率ですよ」
「じゃぁ、その100人に1人を見つければいいんじゃない?」
「そこですよ! 先輩の甘いところ!」
なぜか、指をさされてる私。そう言えば、昔、笑うせーるすまんってあったなぁ。
そんな場違いなことを考えている私。
「先輩に、指さしちゃダメだよ」
「あぁ、それはごめんなさい」
あぁ、それはごめんなさい。
これもSちゃんのよく言うセリフ。
私じゃ絶対言えないセリフ。
きっと、こんなことを言える女子は、
私と全然違う恋をしてきたんだろうなぁ・・・
って、全然関係ないことを考えている私。
「Sちゃんは結婚したくないの?」
「したいですよ。でも、もう、妥協しなきゃ無理ですよ、絶対」
「そうかな。まだ、若いじゃん」
「だって、いい人、みんな結婚してるもん」
○○だもん。と、年下の女性に言われると、
なぜか、きゅんとしてまう私。
年をとったせいかしら・・・
こういう風に接することを許される人が、
私にもいればなぁ・・・
性格的に無理か・・・
と、また、後輩をさしおいて、
勝手に人生をかえりみたりしている、水戸黄門的な私。
印籠。
「不倫はありですか?」
突然の質問。思わず、梅酒の梅をつかんで、口に入れそうになる。
「フリン? 不倫はなしでしょ」
「すごく好きでも?」
「だめだよ。まぁ、私の考えが古いかもしれないけど、奥さん可愛そうじゃん」
「でも、それで、私は幸せになれるんですよね・・・」
フリンしてるのかい? マイベイブ。
「もしかして、不倫しちゃってるの?」
「だって、独身の男にいい人いないもん」
「いや、それは今まではいなかったんだろうけど。これから出会うかもしんないじゃん」
「そんなこと考えたら、きりがないじゃないですか」
う~ん、思いっきり甘えられてるっ!
どうしよう。
私は過去に、友人の不倫相談をしていて、
生意気に色々と意見をしたりしたことがあったのですが、
その友人が、結果として、ドロドロな状態に巻き込まれたことがあって、
それ以来、不倫に関しての本気トークは、
避けていたのです。
それに、もう、不倫とか、
私にとっては、レベルが高すぎ(?)て、
正直、何と言うべきなのか分かんないんです。
「よくわかんないけど、その人は遊びじゃないの?」
「・・・遊びって行ったって、結婚しなきゃ、全部遊びでしょ。違います?」
きつねの眼が、ちょっとずつ鋭くなってきてる・・・
どうして、私に挑戦状・・・
彼氏もいない私なのに・・・
その後、彼女は、
おいしさも分かってないのに、VSOPのロックとかを生意気に飲んで、
フラフラしながら、店を出ました。
電車で帰ると言うので、
無理やり、タクシーにのせて、
家に帰しました。
色々考えながら、
私は黙って、家に向かって歩き、
なぜか、ふと、悲しい気持ちになりました。
家に帰って、お風呂に入っている時に、
メールが届いていました。
Sちゃんからでした。
「今日は、楽しかったです。また、飲みましょうね」
それだけかよっ!
そう思ったけど、
まぁ、いいか、と思いながらベッドに横になりました。
一人のベッドは、いつもつめたいです。