オブジェクトの属性は、そのオブジェクトの状態や特徴を表す変数で、クラスに定義された変数がオブジェクトの属性になります。

属性を通じて、オブジェクトの状態を保持し、管理することができます。Pythonでは、クラス定義内で属性を定義し、オブジェクトを通じてこれらの属性にアクセスしたり、それらを操作したりすることができます。

### 属性の特徴

・データの保持

属性はオブジェクトが持つデータを保持します。

例えば、`Person`クラスがあるとして、`name`や`age`といった属性を持たせることができます。

これらの属性は、それぞれの`Person`オブジェクトが持つ名前や年齢のデータを保持します。


・ドット記法でのアクセス

オブジェクトの属性にアクセスする際は、ドット(`.`)記法を使用します。

例えば、`person.name`や`person.age`のようにして、`Person`オブジェクトの`name`属性や`age`属性にアクセスできます。



実例
```python
class Person:
    def __init__(self, name, age):
        self.name = name  # 'name'属性
        self.age = age    # 'age'属性

# 'Person'クラスのインスタンスを作成
person = Person("Alice", 30)


# 属性にアクセス
print(person.name)  # 出力: Alice
print(person.age)   # 出力: 30


# 属性の変更
person.age = 31
print(person.age)   # 出力: 31
```