数値の種類

・小数点を伴う数はfloat(浮動小数点数)型
・数値には「int型(整数)」「float型(浮動小数点数)」「complex型(複素数)」の3種類がある

小数点の出し方
{数値の式} : 数値をそのまま表示(書式指定なし)
{数値の式:.6f} : 数値を小数第六位まで表示

辞書の合計点の出し方と平均点の出し方
scores = {
    '国語': 99,
    '算数': 71,
    '英語': 80
}

total = 0

for name, score in scores.items():
    total += score
print(f"3教科の合計点は{total}点")

average = total / len(scores)
print(f"3教科の平均点は{average:6f}点")

3教科の合計点は250点
3教科の平均点は83.333333点



合計点の出しかた
合計の求め方はいくつかありますが、今回はfor文を使って数値を足し合わせています。辞書のvalue()メソッドと組み合わせることで、辞書の値を処理できます。

    total = 0
    for score in scores.values():
        total += score

平均点の出し方
    print(f'3教科の平均点は{total / 3:.6f}点')



表示幅の指定
{式:n}で表示幅を指定できます。
 

・321を5桁の幅で表示したい場合は、以下のようにします。
print(f"{321:5}")
実行結果
  321
空白が追加され、表示幅が5桁になります。値は右詰めで表示されます。
 

・空白部分をゼロ埋めしたい場合は、{式:0n}とします。
print(f"{321:05}")
実行結果
00321

・カンマ区切り
3桁ごとのカンマ区切りで表示するには、{式:,}とします。
print(f"{123456789:,}")
実行結果
123,456,789

 


数値の型の変換
・intへの変換はint(元の数値)とします。
・floatへの変換はfloat(元の数値)とします。


print(int(1))
print(float(2))       ※整数でもfloat()で囲むと結果は2.0と小数点が表示される
print(int(1.0))    ※小数点でもint()で囲むと整数のみが表示される
print(float(1.2))

※文字列をint()、float()で囲むとそれぞれ整数や浮動小数点数になる


②絶対値、最大、最小

・絶対値
abs(数値)  

「絶対値」とは、基準となる点からどれだけ離れているか、という意味であり、数学で基準となる点は「0」であることから、『基準となる 0 からどれだけ離れているか』を表す値のことを言います。

・最大
max(辞書、リスト)

・最小
min(辞書、リスト)

・除算(割り算)
divmod()を使うと、商と余りを同時に求められます。

この関数は以下のように2つの引数を渡します。引数1は「割られる数」、引数2は「割る数」です。

戻り値は除算した(商, 余り)というタプルです。
divmod(引数1, 引数2)


たとえば以下の計算では、x1は3、y1は1となります。
x1, y1 = divmod(10, 3)