パスワードを生成するsecretsライブラリー
①使い方
import secrets
import string
chars = string.ascii_letters + string.digits ※文字列の文字と数字を合わせて変数に代入している
passwd = "".join(secrets.choice(chars) for i in range(8)) ※secrets.choice()でできる
print(passwd)
②大文字のアルファベット、小文字のアルファベット、数字を2文字以上の条件付きのパスワード作成
import secrets
import string
chars = string.ascii_letters + string.digits
# ここを修正してください
while True:
passwd = "".join(secrets.choice(chars) for i in range(8))
chk1 = any(c.islower() for c in passwd)
chk2 = any(c.isupper() for c in passwd)
chk3 = len([c for c in passwd if c.isdigit()]) >=2
if chk1 and chk2 and chk3:
break
print(passwd)
解説
・大文字のアルファベットを1文字以上含むこと：any(c.islower() for c in passwd)
・小文字のアルファベットを1文字以上含むこと：any(c.isupper() for c in passwd)
・数字を2文字以上：len([c for c in passwd if c.isdigit()])
・all(イテラブル)は、イテラブルの全てが真のときに真になる組み込み関数であり、any(イテラブル)は、イテラブルのいずれかが真のときに真になる組み込み関数です。
・「allは全部成立かどうか、anyはどれか成立かどうか」と覚えましょう。
・これらを組み合わせてany(c.islower() for c in passwd)は、「1文字以上大文字を含む」ときTrueです。
・for c in passwd: パスワード文字列 passwd を一文字ずつ取り出して変数 c に代入します。
・if c.isdigit(): 文字 c が数字であるかどうかを確認します。isdigit() メソッドは文字が数字であれば True を返します。
・[c for c in passwd if c.isdigit()]: リスト内包表記を使って、パスワード内の数字のリストを生成します。
・len([c for c in passwd if c.isdigit()]): 生成した数字のリストの長さ（要素数）を取得します。つまり、パスワード内に含まれる数字の数を数えます。
・>= 2: 数字の数が2以上であるかを確認します。もし2以上であれば、True になります。それ以外の場合は False になります。
・chk3 = len([c for c in passwd if c.isdigit()]) >= 2: 上記の結果を変数 chk3 に代入します。
要するに、このコードはパスワード内に数字が2つ以上含まれているかどうかを判定しています。chk3 が True であれば条件が満たされています。