自分で言うのもおかしいけど
私たち夫婦は危機が多い。
危機が多い じゃまるで「危険な環境」にいるように聞こえるけど
けしてそうではない。
とにかく、「合わない」のだ。
価値観が違いすぎる。
私にとって常識だろうって部分が旦那は欠落してる。
私にとって「言っちゃいけないことだろう」ってことを、旦那は平気で言う。
おかげでぶつかる。
そりゃもう派手に。
おかげで2010年の秋に結婚したのに
離婚の危機は数え切れないくらいある。
離婚届をもらってきたことだってある。
私が実家に帰ったこともある。
結婚1周年になったとき、周りが
「普通、『もう1年なの!早いね!』って感じなのに、りんごのとこは『1年よくもちこたえたね。やっと1年かぁ』って感じだね」と言うほど。
旦那には本気で怒られたり、キレられたりしたことはない。
いや、あったかもしれないけど、
離婚の危機にまで発展したものはない。
大喧嘩になるのはいつも旦那の言動に対して私がキレるからだ。
「普通そうじゃないでしょ!」
だいたいのケンカの理由がこれ。9割以上これ。
常識的なことだったり、「当たり前」のことだったり。
そして、私がよくないのは
怒ると黙るところだ。
「こんな常識的なこともわからないなんて!口もききたくない!言う気も起こらない!」
って感じで、黙ってしまい
1週間口をきかない なんてしょっちゅうで。
今回のケンカもそうだった。
私にとって許せない言葉を彼がヘラヘラ笑いながら言ったから
もう私は限界だった。
持ってはいたけど、書いたことのなかった離婚届を書いた。
ハンコも押して、旦那に「これ書いて!」って突き出すところだった。
それを言うために話しかけたのだけど
そのとき旦那がこう言った
「俺には何がよくて何が悪いかわからない。
だから今回もりんごが怒ってるのを見たとき、なんで怒ってるのかわからなくてビックリした。
言われてから『あ、こういうことは言われたらいやなんだな』って気づいた。ごめんね。」
内心、この瞬間は
「相手がいやだって言うから言わない よりも、『言っちゃいけないこと』だからいけないんだろ!」
と思ったし、旦那のちょっとズレた感覚にまたイライラしていた。
「俺はりんごに比べて常識はないよ。りんごと比べなくても一般的に常識がないほうだと思う。
どうにかしたいけど、どうしたらいいかわからないんだよ。
常識の本でも読めばいいの?そうしたらわかるものなの?
普通に生活しているうちにだんだん身についていくものだとしたら、もう俺はどうすることもできないの?
どうしたらいいの?」
この言葉に「ん?」ってなった。
なんというか、自分に「ちょっと待てよ」って感じのブレーキをかけたんだと思う。
このブレーキをかける前までは
私は「私の価値観側」からでしか旦那のことを見ていなかった。
そして、旦那の立場に本気になってみたら やっと「わかった」のだ。
旦那は「本当にわからない」のだ。
私からしたら「ありえない言動」「常識から逸脱している言動」が
なんで「ありえない言動」なのか。
なんで「常識から逸脱している言動」なのか。
旦那は「本当にわからない」のだ。
「そうか。わからないものをわかれ!っていきなり怒られても困るよね」
このとき、すごい気持ちが楽になったのをすごく覚えている。
習ったこともない数学の問題を解けなくても当たり前なのだ
食べたこともない料理の味がわからないのも当たり前なのだ
そういえば、私は社会人になるまでバスに乗れなかった。
それはバスに乗ったことがなかったからだ。
バスに乗るような環境で育ってなかったのだから仕方がない。
「なんでそんなことも知らないんだよ!常識知らずだ!」と言う人もいるかもしれないけど
そんなこと言われても・・・・ってのが正直なところだ。
きっと今の旦那はこんな感じなんだろう。
それがクリアに見えてから
急に旦那がかわいそうになってきた。
知らないものがわかるわけない。
私は離婚届をさげて、一緒に旦那の感覚や常識を直していきたいと思った。
このとき、やっと夫婦として向き合えたような気がした。
これから先、この日記がいい方向に進むといいな。
