今回は、三倉石を御紹介します。

 

 平成23年1月に、亡くなった御主人の奥さんから、遺された三倉石の庭石や水石の中で気に入ったものを持って行ってよいということで、軽トラックを持っているMさんを誘い一緒に伺いました。

 

 石が大好きなMさんは、庭にある大量の三倉石をすべて欲しいといううので、6回に分けて運び、私はその一部をいただき、その一つが今回の石です。

                    (直径 17cm )

 

 三倉石の中では、玉石と呼ばれているものです。学問的には、三倉ノジュールと呼ばれます。一般的な三倉石は、ノジュールというい石の団塊が数千数万年かけて酸で腐食して割れて、山や谷、溜りなどができるわけです。玉石は、三倉ノジュールと呼ばれる石の塊がそのまま残った形になります。

 

 画像の通りこの石は、地球儀の陸地や海ような模様となっています。黒っぽい皮の部分は滑らかで質が良く、白っぽいシンの部分は、でこぼこで波のように見えます。いろいろな玉石を見てきました珍しいものです。5月の展示会に出展する予定です。

 

 台座は、この3月に完成したものです。