11月5日に完成した16個の台座のうち、5個目の三倉石を御紹介します。

                            

 この石は、某水石会々長から昨年5月に譲っていただいたものです。                 

                                (巾 14㎝)

 

 写真ですと平凡な三倉石で シンは何の変化もなく平凡ですが、皮はシンを包むように全体を覆っています。この形が何とも言えずに惹かれ、譲っていただきました。

 

 皮は、土が固まったように軟らかそうで、三倉石にはよく見られる皮質です。三倉石のことをよく知らない頃、皮は軟らかく除去できるのにわざと残して、奇抜な形にしていると思っていました。

 

 しかし、皮は金ブラシ等で成形できるほど軟らかいものではなく、奇抜な形になるのは、軟らかい部分を除去した結果であることがわかりました。場合によっては、グラインダーなどで切削して形を作っているものも見られますが、こうしたことは、いわゆる手を加えた行為に入ると思われ、水石を価値を著しく落とすことになるわけです。

 

 台座は、紫檀で作りました。紫檀は今では貴重ですから良い水石でなければ、使いません。それだけこの石を気に入っているわけです。