撮影日   2022.9.10

撮影場所  福岡市博多区竹丘町付近

      ※敷地外公道から撮影

 

先日、8月28日付けで西鉄天神大牟田線の雑餉隈駅から下大利駅までの

間が高架新線に切り替えられました。

その区間、雑餉隈駅と春日原駅の間には2024年春に新駅が開業予定で、

駅名は桜並木駅となります。

名前の由来は少し南に位置する春町地区の桜並木由来で、公募での

決定との事です。因みに桜の時期には花見の名所ですが、駅からは

見えません。

 

建設中の駅舎の状況を紹介します。

 

(一枚目)

建設中の駅の様子です。

線路を挟み、東西にホームが設けられており、こちらは西側からの撮影です。

相対式ホームの2面2線の駅で、退避は出来ません。

 

雑餉隈駅と春日原駅の間は1.5kmしかなく、新駅の駅間距離はかなり短い

事になります。新駅は雑餉隈駅寄りで、高架化された雑餉隈駅の完成後の新

駅舎は少し福岡(天神)寄りに移る為(現在はホームだけ新駅側に完成し供用・

旧駅部の仮駅舎を使用中)、完成後は少しは雑餉隈駅との間は長くなりますが

それでも大分近いです。

(二枚目)

ここは2020年に竹下営業所新設により廃止され、車庫に格下げされた旧

雑餉隈営業所の敷地に建設されています。

雑餉隈営業所は写っている古い建物から分かる様に50年以上の歴史を持つ

営業所でした。

 

廃止後も車庫となって存続し、バス停の名称も雑餉隈営業所から雑餉隈車庫

となりました。ここを発着していた路線は行先だけ変わって存続しています。

(三枚目)

旧・雑餉隈営業所は西鉄の線路の東西に分かれた敷地になっており、こちら

西側の部分に事務所などメインの機能が有りました。

現在も発着便が多数存在し、バスの出入りが多いですが、新駅の建設が進むに

つれ敷地内の工事が進んでいる様です。

恐らく駅舎が建設されると思われますが、開業後はバスの乗り場がどうなるか

気になる所です。

(四枚目)

こちらは線路の東側の様子です。

ホーム部分はかなり出来ている様ですが、その下は骨組みだけです。

天神大牟田線の駅は上下線別に出入口を設ける形態の駅が多く、高架化された

駅でも同様の場合が多いので、ここも上下線に分かれて設けられそうです。

(五枚目)

旧・雑餉隈営業所時代は線路の東側の部分は建物は無く駐車スペースでした。

車庫に格下げ後はここはあまり使われなくなり、一時期は連節バス導入で

保留車となった福岡空港連絡バス用のエアロスターノンステがまとめて

停まっていた事も有りました。

 

もっとも最近は上写真の様にこちら側にもバスが少しですが停まっているのを

見掛けており、西側の敷地の工事の進捗でこちら側に停めているのかも

知れません。


(六枚目)

雑餉隈車庫のすぐ脇には踏切が有り、バスは東西の敷地をここを通って

出入りしていました。雑餉隈車庫バス停もここに設けられています。

先日の高架化で踏切は廃止され、地平の旧線は閉鎖されています。

 

新駅が開業すると、このバス停も桜並木駅と改称され、今まで雑餉隈車庫

発着だったバス路線は桜並木駅発着となるのでしょうか。

個人的にはバスターミナルの新設を予想しており、バス車庫の機能も残すと

予想しています。ここを始終着としているのは41・44・45番ですが、

近くに車庫が無く竹下営業所へは距離が有る為です。

 

 

いずれにせよ、新駅の開業が待ち遠しいです。

以上です。