撮影日 2019.3.23(1枚目は3.22)
撮影場所 各写真に記載
今回は七尾線内ですれ違った415系及び413系について紹介します。
七尾線は津幡~七尾間だけでも54km有り、普通列車は金沢発で約1時間30分掛かります。
普通列車は昼間でも1時間に1本走り、又特急の乗り入れも有る為割と対向列車と
交換します(単線の為その分交換待ちが長い訳ですが…)。
(一枚目)
・七尾行のC803+C805編成の6両です。
乗車前日の撮影ですが、乗車日も同じ編成でした。
それにしても・・・能登と聞くだけで何だかわくわくするというか、癒されそうな気がしますね。
(アニメ好きな人には)
(二枚目)
・津幡駅で交換したC802編成です。
この編成のクモハ415-802は唯一分散クーラーのWAU102を搭載しています。
もう一両クモハ415-801も存在しましたが現在は廃車されています。
屋根上の通風器は撤去された為、大変すっきりしています。
JR西日本が民営化後非冷房電車の低コストな冷房化の為に広く採用したWAU102
クーラー(WAU101は試作的でごく少数のみ)ですが、現存は105系の一部と
この車両だけになります。
(三枚目)
・宇野気駅か高松駅で交換した415系電車です。
編成番号は不明ですが、「能登立国××周年?」のHMが付いていました。
(よく読み取れず)
(四枚目)
・同じ編成ですが、反対は、「七尾線開通120周年」のHM付でした。
(五枚目)
・恐らく羽咋駅ですれ違った413系です。
415系とパッと見似ていますが、行先表示器が北陸トンネル通過対策で製造時から
埋め込まれているのが特徴です。
現在JR西日本に残存する413系は6編成のみで、全て七尾線用の赤色(茜色)になっています。
B4~6、8、9、11編成が存在し内B8・9編成は体質改善工事施工済みです。
そしてB4・11編成はクハ455-700番台組み込み編成で、現存する唯一の急行型電車となっています。
この編成はB11編成で、クモハ413-101+モハ412-101+クハ455-702です。
唯一の413系100番台となっていますが、これは他の編成が100KWモーター(MT46)の471系を種車としたのに
対し、当編成のみ120KWモーター(MT54)の473系を種車とした為です。
473系は471系の出力増強バージョンでしたが電動車1ユニット2両しか製造されず、413系への改造で早々に
形式消滅しています。471系がMT54に換装され実質473系となって21世紀まで残ったのとは対照的でした。
尚413系0番台車もMT54に換装されている為、100番台との違いは有りません。
(六枚目)
・すれちがった時に僅かに撮影出来たドア周りです。
製造時から半自動ドアの為、取っ手が埋め込み式です。
良く見ると運転台後部の座席上に箱が見えますが、これは行先表示器です。
(七枚目)
・ぶれぶれですが・・・。クハ455-700番台の僅かながら証拠としてドア周りの写真です。
ローラーが付いているのは急行型の片開きドアの特徴です。
車内は御覧の様にデッキ無しになっており、ロングシート部分も広く取られています。
通勤対策とはいえ、急行型の名残が減ってしまいました。
(八枚目)
・良川駅で交換した413系6両編成です。
前側は不明ですが、後側はクハ455-700番台組み込みのB4編成でした。
よりによって希少な455系組み込み編成を2本とも目撃できたにも関わらず、碌に撮影
出来なかったのは運が良いのか悪いのか・・・。
尚羽咋駅や良川駅の接近メロディは一青窈さんの「ハナミズキ」です。
これはお母さんの出身地の縁との事です。大変良い曲ですが結構交換待ちが長い為、
流れる時間も長かったです。間違いなく七尾線を普通列車で旅すると「ハナミズキ」が
頭に残ります・・・。
(九枚目)
・後部編成です。
クハ455-701の筈ですが、全く分からないですね・・・。
尚413系は415系と違って貫通幌枠が銀色に塗られており、識別点の一つになります。
良く見ると運転台部分にカメラが見えます。
(十枚目)
・こうして七尾駅に到着しました。
能登の地に足を踏み入れた訳です。
そしてこれからのと鉄道へ乗車します。まだまだ能登は奥深いです。
次回に続きます。
参考HP ウイキペディア 413・717系電車