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撮影日  2018.1.5
撮影場所 秩父鉄道秩父本線 熊谷駅(二~四枚目は影森行き普通列車車内)
 
本日は前回紹介した7505編成の影森行に乗車した際の記事になります。
 
(一枚目)
・途中の熊谷駅で撮影したクハ7705号です。
 
羽生から約30分の熊谷駅は新幹線及び高崎線の乗換駅で、終発着列車も設定
されている主要駅です。
 
ここで長時間停車した為、構内の留置車両を含めて撮影を行いました。
 
(二枚目)
・クハ7705の室内全景です。
 
白系の化粧板に薄いピンク系の床、茶色のモケットが並んでおり明るい印象です。
基本的に東急時代の内装のままで、8000系や8500系の初期車に行われた更新工事は
未施工で座席の袖仕切りはパイプのままです。
 
この写真では吊広告に遮られ分かりにくいですが、天井は丸屋根で冷房吹き出し口が
スポットで設置され、扇風機も設置されています。
西鉄5000系と同じ見付ですが、80年代後半の製造でしかも斬新的な外観の車両の
割には古臭いです。
 
入線時にドアチャイムが付いています。又ドア上には千鳥配置でLED表示機が
設置されています。
中間の7605号には車椅子スペースも設置されています。
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(三枚目)
・車端部の写真です。
 
扇風機が目に付きますが、この様に車内にもラッピングされ、説明文も広告
スペースに付いています。
※西鉄の「旅人」「水都」と同様です。
 
優先席の吊革は黄色でおにぎり状の物になっています。
 
尚貫通路は元々広幅で一部車両を除き扉が有りませんでした。
しかし寒い秩父鉄道では一部増設されており、この写真に見えるように中間の
デハ7605号のクハ7705側は狭めて引戸が設置されています。
その奥に僅かに見えますが、デハ7605号のデハ7505側は元々付いていた
両開きの引戸が付いています。
 
(四枚目)
・運転台内部です。
 
メーター類はアナログですが、機器周りは茶色で運転台内部も白系で明るく
見えます。
 
ワンハンドルマスコンですが、元々東急8000系はワンハンドルマスコンを初めて
本格採用した形式であり、本車もそれに準じています。
 
「各停」の表示が有りますが、この車が急行運用に入る事は有るのでしょうか?
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(五枚目)
・熊谷駅で見かけた7000系の7001編成です。
影森方面からの到着便(熊谷止め)でした。
 
7000系は2009年に3両編成2本が導入された車両で、元東急の8500系です。
8090系と同じ界磁チョッパ制御でステンレス車体を採用していますが、
車体は一部を除き軽量仕様では有りません。
 
同型車は長野電鉄にも譲渡されましたが、2本のみで8090系の譲渡に変更されて
います。2020系増備で残存車の廃車が確定していますが、さすがにもう譲渡は
されないのではないかと・・・。
 
7001編成は羽生方からデハ7001(旧デハ8509)+サハ7101(旧サハ8950)
+デハ7201(旧デハ8609)の両端電動車の編成で、何気に7500系と電動車の
位置が異なっています。
 
両端の電動車は1975年製の第一陣の車両なのに対し、中間車は後の増備車
(1986年?)で軽量車体が採用されており、これは7002編成も同様です。
但し7002編成の先頭車は中間車の改造で非貫通なので、1本ずつ仕様が
違っています。
先頭車のみ更新工事が行われており、パイプ式の袖仕切りが設置されていました。
 
(六枚目)
・中間のサハ7101号です。帯が無い為、半自動の押しボタンと転落防止幌以外は
原型に近く見えます。
 
良く見ると雨樋の高さが車体構造の違いで異なっています。
 
次回は熊谷駅構内の留置車両を紹介します。
 
参考HP  ウイキペディア 秩父鉄道7000系関連ページ
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