我が家のお買い物事情


私は泣きながら買い物をしている。仕事帰りに寄る駅のスーパーで、何度も何度も店の中を行ったり来たりしながら、涙ぐんではハンカチでこっそり拭いて、マスクでよかったといつも思っている。散々迷うのだ。何を買ったらよいか。買わない方が良いか。


今日は玉ねぎ切って置いたのがあるはずだから、豚肉残りを焼いて豚丼と冷奴にしようと思っても、待てよ、豚肉あるかな?食べられちゃったかもしれない?豆腐は最近飽きたって言ってたからあると思うけど。もし、帰って豚肉がなかったら、どうしよう。他にはおかずになりそうなものが何も置いてない。やっぱり保険に何か買って帰ろうか。豚肉はこのスーパーは高いから、冷凍ハンバーグ温めるだけのにしようか。家に帰って確認してまた買い物に来る時間はない。お弁当買って帰っちゃう?まだ割引になってないから、高いからダメだ。色んなことぐるぐる考えて、スーパーで30分くらい経つ。もともと仕事の帰りは遅い。早番で頑張って早く帰っても8時前。遅番だと8時半はすぎる。そこから買い物して帰って、作ると夕飯は10時すぎる。太るはずだが💦仕方ない。


前はこんなことなかった。仕事帰りの買い物なんてパパっと五分だ。家にあるもの、残り物を使って、節約もできた。ちょこっと残した肉で豚汁や野菜炒めを作れた。玉子をお味噌汁のぐにしたり、とにかく少しづつ残ってるもので何かが作れたのだ。今は何も残らない。野菜なら残ってることもあるかなくらいだ。肉は冷凍庫の奥に隠してもすぐに食べられてしまう。


結局家に帰っても息子はおらず、今日はバイトにギリギリで出たらしく、肉は残っていた。豚丼と冷奴を作る。冷凍ハンバーグは息子の過食嘔吐用になってしまった。


毎日がこんな感じだ。節約にならない。過食費が多すぎてどうにもならない。ここ2ヶ月はまだマシだ。息子に渡していた過食費1日千円を渡さないことにしたからだ。高卒では働く気がなく、たいして目的もないまま大学に入り、起きれなくて行けなくて、しかも奨学金も使い込み、退学したので、月3万渡すのはやめると旦那が話をつけたのだ。もめるかと思ったが、受け入れたらしい。カードで借り入れをしてまで3万円を渡していたので、正直ホッとした。でも絶対バイト代10万円ほどではもはや過食費は足りないのだ。

イネイブラーにならないように、息子の望むものを毎日買い置きはしない。時々考えながら、普通の親子だったら、美味しそうな新商品出てたら、食べてみる?とか買ってくるのではないか?と想像して買ってくる。

快適すぎれば病気を治す気にならないだろう。

逆に何ひとつ家に食品を置かなければ、窃盗に走るかもしれない。微妙なさじ加減だ。


難しい病気だ。本当に。催眠術でもサブリミナルでも何でもいいから、誰か開発してくれないだろうか。渋谷とか若者の多い街で広告流して世の中から、摂食障害脳をなくしてほしい。