Road to 道成寺① 型付
せっかくの機会なので!
何回かに分けて道成寺への道のりを皆さんと一緒に歩めたらと思って、Road to 道成寺という記事を書いてみることにしました。
今年、お家元より道成寺のお許しを頂きました。
大きな特別の曲目はお家元のご了承が必要です。
次に配役とチラシ作り。
ご出演の方々をお願いをし、チラシ作ります。
今回は私の友人に、1ヶ月にわたって試行錯誤しながら作成していただきました。
チラシ作りって、役者の曲への思いやセンスが出るので結構大事だと考えています。舞台のセンスがいい人はチラシのセンスも良い気がします。笑
だから、チラシはこだわりたいと思いました。
次に、型付を写します。
これは「道成寺」に限らず、能を勤める際の基本中の基本です。
型付というのは舞台の動きを書いた覚書のことです。代々家に伝わるもので、それを拝借して自分の本に写します。
添付の写真は祖父の型付。
江戸時代などのものは本当に覚書程度で動きのみの羅列ですが、近代に入り、謡本に朱筆で書き入れる形式になりました。
「道成寺」は幼い頃からの憧れの大曲。
何度も何度も色々な方のを拝見してきましたが、見るとやるのは大違い。
いざ、型付を見るとそうだったのか!!と思うことが多々ありました。
料理に例えるならば、レシピが型付。
食べた味の記憶だけても料理は作れますが、でも、レシピには肝心の隠し味やコツが書かれいます。
レシピを見る大切さがあります。
また、逆にレシピ通りだけで料理しても単調になってしまうこともあります。
レシピの上で、自分の舌を信じて、調味料を加減するのも大事。
型付も一緒で、型付には先人達の知恵が詰まっていますので、とっても大事。
しかしながら、型付をなぞるだけでは生きた能は出来ません。
僕は、家伝は朱墨で、自分の感想や先輩方からの注意を青ペンで書いています。
いつか息子が僕の型付を見るとき、伝承と僕の工夫(苦労したところ?)が見分けられるように、と思って。
