3月下旬 二回目の緊急事態宣言が解消された後、すぐに道成寺へご祈祷に参りました。
「道成寺」を勤める者は舞台の無事を祈り、道成寺へ祈願に行きます。
道成寺は和歌山の古刹。
実在のお寺なんですよ!
その由来は・・・・この話は7月の事前講座にとっておくことにします。笑
折しも桜の盛り。
コロナ禍でなければいけなかっただろう、道成寺の物語の季節と同じ絶好の機会にお伺いすることができました。
↓ご本堂と桜
これは迷信でしょうが、清姫の霊が嫉妬しないようにと恋人や妻と一緒にいってはいけないとも言われています。
今回は家族でお参りに行きましたが、妻とは山門を一緒にくぐらず、ご祈祷も父と私と弟と三人でお受けしました。
息子達は境内でドングリを拾い、はしゃいで居ました。
道成寺のご本尊は千手観音。
ご祈祷の前にご住職よりお話しを頂きました。
千手観音は観音様が様々な方法で私たちを救ってくださろうとしている姿を千の手として表現されています。
道成寺の物語もその一つであり、
能の舞台もお客様に感動をもたらす、いわば観音様の御手の一つと言えるのではないでしょうか。
観音様のご加護を得てぜひ良い舞台を勤められることを祈念しております。
と、おしゃって頂きました。
心中に深く置いて頑張ります。
こちらが道成寺の山門。
乱拍子はこの階段を上る様を表しているとも。