2024年2月

 

4か月もブログをアップしていませんでした。

この4か月はブログをかけるような精神状態ではなく、今でもその状態は変わりありません。

一方で、毎日のように皆様のブログを拝見させていただいておりました。

皆様に甘えてばかりでなく、私自身も発信しなくてはと思い、ゆっくりですがキーボードをたたいております。

 

前回のブログ(2023年10月)からの4か月間。色々と私に変化がありました。

 

◾️介護福祉のスクーリングに週2回通い、先月終了いたしました。引き続き上位資格に向けて来月よりスクーリングを受けます。

将来は介護福祉の仕事をしていくのか?実はまだよく自分でもわかりません。息子は大学で障害を持ったお子様たちのお世話をするサークルで熱心に活動していたと聞いております。これからは穏やかに、困っている方々のお役に立ちたいという思いが、息子を失って以来私の中に生まれてきました。息子が見ていた風景と似たような風景を見たいという気持ちもあると思います。困っている方々のお役に立ちことで、自責の念が薄らぐのではという思いもあると思います。介護福祉を志すのに動機として正しいのか?わかりません。

 

◾️それに合わせるように、スクーリングで知り合った若いクラスメイトの働いているグループホームで週に1、2回ボランティアをさせていただいております。食事調理のお手伝いとその後のお食事、お話しなどをしています。

 

◾️精神的にとても不安定な状況が続いています。

夢で息子を見る機会が多くなりました。そして夢の中で「これは夢なのだ」と分かっていて見るようになってしまいました。朝起きた時の疲労感が酷く、しばらく動けません。お医者さんは「悪い夢だけでなく。良い夢も必ず見ている。記憶に残っているのは悪い夢の方だ」と説明を受けました。悪い夢なのか良い夢なのかも分からず、朝起きると、時に希死念虚にかられます。

 

◾️一日中引きこもってしまう日が増えました。

・スクーリングやボランティアに行く日以外は全く一歩も外に出ることなく部屋に引きこもってしまっています。思い返すと、昨年のクリスマスごろからです。クリスマス、お正月(箱根駅伝)、そして成人式と世の中のイベントに距離を置きたくテレビもつけていません。

・今までお正月は家族全員で関西から関東への大移動が恒例でした。そして私と妻の母校と息子の母校の箱根駅伝を応援して帰るのが定番でしたが、今年は一瞬もテレビで見れませんでした。CMすら見るのが辛いです。

・息子は今年成人式に参加するはずでした。妻からの頼りで、小学校の時に埋めたタイムカプセルが成人式で開かれたそうです。息子が開ける係になっていたそうです。私は離れて暮らしているため、見ることもできませんが、それを手に取った妻はとても辛かったろうと思います。

 

■最近、医者には再度の入院を勧められ、またボランティアで自分の息子を重ねているから、余計苦しくなっているのではと指摘を受けました。そうなのかもしれません。でも、そうでないような穏やかな気持ちも生まれるときがあり、自分でもこの苦しみは何がトリガーになっているのかよくわかりません。

 

◾️お祈りができなくなった

・以前は最大で26か所に長い時間をかけてお祈りする私独自の習慣がありました。あの日以来。私がお祈りするのは毎朝息子にお祈りする一回だけになりました。

・(生まれてきてくれて)「ありがとう」。(お前のことを苦しめてしまい)「ごめんなさい」。(またいつか必ず)「会おうね」。(お母さんと妹のことを)「よろしく頼んだよ」。以上4つを息子の写真の前で祈っています。

 

■人と比較をしない。息子のことを"考えない"時間を作る。

・元々、冷たく、嫌な性格の私が最近覚えた逃げ方です。どうしても人の家族が幸せに見え、私は不幸なのだという構図を自分で作り出してしまいます。だって、本当にそう感じるから。人と比較しないというより、「人の家族は見えない。」ようにしています。

・また、何か集中して物事を進めるときは、息子に「ちょっとここからはお前のこと忘れておくからな」と言って行動をするときがあります。もちろん息子のことは忘れられません。お仕事をされている方が、仕事中は仕事に没頭することで少し楽になる。というような記事を良く見ました。現在、引きこもりの私には、意識的に"考えない"時間を作る方がいいと思いました。

 

■夕焼けと月の美しさに心を奪われます。

・息子は文学部で英文学を学んでいました。昔から歴史や地理などの社会科目が得意で、社会科目に関しては予備校の全国ランキングに乗るほどの正確な知識と豊富な情報量を持っていました。息子が小学生の時、家族で中国に赴任していた際も、中国の歴史を良く知っており、大学時代に中国人の留学生の方に驚かれたそうです。ヨーロッパの歴史、日本の歴史も良く知っていました。彼の世界観は歴史が並列で同時進行していたように思います(私は理科系で歴史はからっきしです…)。

・夕焼けや月を見ていると純粋に心を奪われます。それは古の彼方から、人類の歴史が始まってから夕焼けと月の美しさは常に同じだったからではないでしょうか。恐らく息子もそのようなことを想っていてくれていると感じます。東京でも古代でもそして未来でも…。

 

■妻と娘にはもう10か月会えていません。

・娘は中学校を卒業し、高校に進学します。卒業式も入学式も私の参加は拒否されています。ただ、息子の1周忌は同じ親なので参加してもいいのではないかと言われています。12か月ぶりに自宅に帰れるかもしれません。会社にも12か月行っていません。メールでは連絡していますが、きちんと挨拶に行かなければならないと思っています。私の今の夢は一日も早く関東の実家を離れ、関西の自宅に戻り、また家族と共に暮らすこと。その一心だけです。

 

■未だに彷徨っております。

・僕が息子を苦しめた。控えめに言っても理解することができなかった。その思いは楽になるどころか、最近見る夢でますます増幅されます。

・素晴らしい未来のある。世界で一番大切な宝物(天からの贈り物)を失った。

 

■ずるい自分。

・よく行く飲み屋のマスターが心神している宗教団体の道場に連れて行ってもらったことがあります。入信を勧められていますが、そのつもりはないとお断りしていますが、ただ一つ気になるのは、「執着していると成仏できない」という言葉です。そのような考え方があるのは理解できますし、確かに私自身49日(神道なので50日)以降見る夢は、追いかけて、それでも見つからなくて、憔悴しきってしまう夢に代わりました。

・一方でこのような気持ちの浮き沈み(躁鬱)は正弦波が収束していくように、時間をかければ(時薬)、この経験と共存していけるとも読み聞きします。

・苦しみ。悲しみ。自責の念。を感じつつ、そのような手段に縋ってしまいそうになるずるい自分を感じております。