息子は神道で送り出してあげました。


先のブログで書きましたようにお寺と神社の違いさえもわからない無宗教な家庭で、私に至っては一人でごちゃ混ぜでお祈りしていたので、入院中に神道についての学びを深めました。


そもそも神道(神社)で送り出してあげたのには訳があります。


葬儀の際、葬儀社の方から「どこの檀家さんですか?もしも特にないのであれば葬儀社の方で手配します」と言われました。結婚して関西に住んで20年。どこの檀家でもないし、妻の実家のお寺さんは遠いし、と思っている中で、妻と私はほぼ同時に答えが出ました。


「○△□神社さんにお願いしたいと思います」


○△□神社さんは息子が生まれた時に住んでいたマンションのすぐ近くにあった神社さんです。お宮参りも七五三もそこで祝ってもらいました。息子の幼稚園や中学校の近くで、よく散歩にも行きました。初詣もお願い事も○△□神社に行きました。

徳川家ゆかりの神社で、神社の入り口にはある動物の像があり、幼稚園児だった息子はその動物を「友達だよ」と言ってくれたこともあります。○△□神社は我が家のパワースポットなのです。


宮司さんとは面識がほとんどありませんでしたが、以上の話を聞いて、快く受け付けてくださいました。

神道には経典もなければ、特に偶像崇拝のようなものもない。お線香も焚かなければ、お念仏のようなものもない。神様も八百万の神で至る所にいらっしゃる。日本独自の宗教で日本最古の宗教。神社は神聖な場所であり、神社にお墓はなく、死は神社では穢れと認識される。そして宮司さんは神様にお仕えするのは仕事。

全て後で(入院中の本からの学びで)分かったことです。

一方、仏教は(学んでないので良くわかりませんが)、常に生死について問答をしており、お坊さんはこの世の苦しみを救うために仕事をしていらっしゃり、死後はお釈迦さまのいる地で苦しみもなく過ごす(宗派によっては輪廻転生する)。というのが私の理解です(ネットで調べた知識の詰め合わせです。間違っているかもしれません)。


それにしても…

神道ってあまりにも塩対応だと思いませんか?

(神道信者の方ご感想をお聞かせください)


神道で息子を送り出して以来ずっと気になっていました。

そして四十九日(神道では五十日祭)の際に宮司さんに色々と質問してしまいました。

長い時間宮司さんとお話ししました。宮司さんは優しく、また宮司さんのプライベートなことも含めて色々とお話ししてくださいました。

私の疑問は全て解決しました。


神道では亡くなった方はその家の神様になってくれます。私の息子にも神の名前がつきました。(これから息子に話しかける時は敬語で話さないといけないのかな?)

息子の名前にはお星様の文字が入っています。

天から私たち夫婦のところに降りてきて下さり、そして天にお戻りになられた。

入院中に読んだ古事記から学びました。


神道で送り出してあげたのは必然であり、○△□神社さんで送り出してあげて本当に良かったと思っています。


私はこれから神道信者になります。

なったのかな?

なんかそういう手続きとかないのかな?

やってないし。

そもそも神道信者ってどうやってなるんだろうか?

なんか講話とか教えとかどうやったら聞かせてもらえるのかな。

今度関西の自宅に帰る時(帰れれば)、○△□神社さんに聞いてみようと思います。