ついに…最期を迎え… | オレンジのブログ

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朝、少し早めに目覚め…


お義母さんの容態がやはり気になります





夜中、お義母さんどうだったかな…?


何事もなかったかな…?


主人を探すも…いない…


あれ?




お義母さんの部屋をのぞくと

主人がお義母さんの足をさすっていました




『どう?大丈夫?』

『夜中は何事もなかった?』



と聞くと

大丈夫だったが朝方に『おーい』と聞こえたから


部屋に行ったが変わった様子もなかった


ただ、足がだるそうだったからさすってた…と




息も普通だし普段と変わらない…


良かった‼︎ 大丈夫‼︎

つい確認してしまいます




子供たちが学校へ行き

ひと段落してお義母さんの部屋に行くと…



ん?

呼吸がゆっくり?

あれ?これって…

下顎呼吸?



明らかにいつもと違う呼吸の仕方…

もしこれが下顎呼吸で正解なら…

最期が近い!?

いや…違うかな…




今日は看護師さんがいつもより早く

来てくれるので気持ち的に安心していました


…が



つぎの瞬間

痰がからむような呼吸になりました

今まで痰がからむことないし…

風邪ひいてる訳でもない…

これって…

死前喘鳴…?




以前、お医者様に


痰がからんでも本人は苦しくないから


そのままで大丈夫と言われてましたが…




お義母さんがしきりに


『たん、たん』と訴えます


『痰が気になる?』


『うん』


『痰をとってもらう?』


『うん』


『分かった!!看護師さんに電話して

とって欲しいと言うからね』


『うん』





急いで電話して状態を伝えたら


吸引器を持って今からすぐ向かいますね!!と


言ってくれました





『看護師さん今からすぐ来てくれるって』


『良かったね!!』


安心した様子のお義母さん…




もう自分では動けない…何も話せない…


何を訴えたいのかも分からない…


その時…




手をあげて何かを訴えてるようでした


『上がらん』『上がらん』


腕を上げてはバタン…上げてはバタン…


横に向きたいのかな?




左に向こうかね…


それで合ってるのか私には分かりません


しかし


痰が気になるからか


腰が痛いからか


横に向きたいのかな?って感じはしました




ただ、体が重たく思うように動きません…


左に向いたら痰からみがひどくなった気が…




怖くなりすぐに反対向きにして


少しベッドの頭の部分を上げたら…


呼吸が楽になったように感じました




『もうすぐ看護師さん来るからね』


背中と腰をさすりながら到着を待ちます




あ!!来た!!




『来たよ!来たよ!もう大丈夫だよ』


と安心させました





看護師さんが部屋に入り酸素飽和度を測ると


50!!

次の瞬間

30!!



え?



『息子さーん!!早く来て!!』


『声かけてあげて!!』




酸素濃度を4リットルにしても変わりません


鼻からの吸引を口からの吸引に変えて


様子をみましたが…全く変わりません…


看護師さんが来て安心したのか呼吸が弱くなったのは


見てすぐに分かりました





『子供たちを呼んだほうがいい』


と看護師さんに言われ急いで学校に電話


すぐに小学校へ迎えに行きました




焦る私…




すぐに子供を乗せて帰宅


家に入るなり『おばあちゃーん、おばあちゃーん』


と子供たちの泣き声が聞こえます




私が部屋に入ると


看護師さんとケアマネさんが隅で立っていて


その様子からお義母さんがどういう状態かは


想像つきました




お義母さんの姉が近くに住んでいたので


急いで来てもらうように連絡しました




息はもう止まってるようですが


指につけた酸素飽和度は少し数字が出ます


それだけを頼りに


まだ大丈夫!聞こえてるよ!


酸素濃度の数字が『P』←pause になったり


数字が出たりを繰り返します…


主人も脈をみますが多少触れるそうで…


不思議な現象でした




お義母さんのお姉さんが到着し


動かない妹の姿に泣きながら呼びかけます


そのあとも数字は出たり消えたり…


泣き続ける子供たちも数字が出てる事を確認しながら


何とか気持ちを落ち着かせます




在宅医療でしたので今日もお医者様がいろんなお宅を


回っていて到着までにかなり時間がかかると


言われました




耳は聞こえているような気がしたので


『何でそんなに泣いてるの?』って思ってるよー


と子供たちに話し


『今までありがとう』と何度も伝えました




エンゼルケアを看護師さんにしていただけるのか


聞いてみました


お義母さんはいろいろ手術して傷だらけだったので


あまり他の人には体を見られたくないと


ずっと言っていました


気心知れた看護師さんの方が安心するのでは?と


思いました


坐薬の刺激からか便もベットリ出ていたので


石けんとお湯で洗ってくれました


吐いたせいで口の中も臭っていたので


歯磨きもしてくれました


服は特に決めてなかったのですが


普段から愛用してる服を着せてあげました


最期の一週間はパジャマ生活だったので


久しぶりに洋服を着た姿をみました


ただただ静かに眠っているようです…





目あにも出ていたので子供たちが温かいタオルで


目の周り、顔もふいてくれました…


食後は温かいタオルで手と顔を拭くのが好きだった


お義母さん…


『あぁ、気持ちいいー』と聞こえてくるようでした




お医者様が到着するまで鼻から酸素吸入を


したまま待ちます



2021.12