新旧交換控除は、保険屋でもあまり知らない人もいるけど、問題としてはかなり大きいと思う。

NFO控除ともいわれ、NEW FOR OLD の略です。

 

 

特に火災保険で、新旧交換控除が適用されると、保険金が修理代に足らないことはもちろん

契約者からもガシャガシャに怒られることにる。

 

 

このNFO控除の困ったところは、保険会社や担当者によっても、

厳格に運用するのか、差益が発生しないとして緩く運用されるのかの・・・・

感覚的には、相当な差があるように感じていた。

 

それに代理店の中にも、事故か契約が少なくて(保険屋経験値が低くて)NFO控除の適用を受けた事のない人は、そんなものはないとも言っちゃう!!

【知らない】と【ない】は、大違いである。

 

 

業界内の話で言えば、鑑定人などは積極的適用論者が多いようにも思う

 

保険としては、当然の仕組みではあるけど、保険屋にとっては困った仕組みである。

 

 

 

今の火災保険で言うと、価格協定とか新価実損払いなどの契約が中心になってるので、

交換控除のトラブルは、ないと言えるけど、

他方では、損害率の悪化を招き火災保険の値上がりに直結していると考えている。

 

契約者とのトラブルを防いだら、食い物にされた・・・・みたく

 

 

 

ただ、絶対に注意が必要なのは、一部の新価特約は終わってるので、

もし、保険証券に新価特約(新価実損ではない)と記載があれば、

保険屋を変えることをお勧めする  ←マジで!

 

その保険屋に、新価保険のメリットとデメリットを聞いてみるといい

 

 

そして、損保だけでなく、火災保険に類似する共済の中には

新価払いがなく、時価払いしか対応していないところがあるけど、

保険機能としての、他にはないデメリットを説明していると聞いたことがない。

 

 

仮に、築20年の木造住宅で、1000万円の被害が出た場合の支払保険金額は、最悪の場合で320万円になる。

他の要素や計算式もいろいろあるので、一概には言えないけど最悪の場合と考えて!

 

 

到底契約者から納得が得られるはずがない。

 

 

 

 

そんで・・・

某保険会社のある保険で、他社を圧倒するくらい安い商品がある

安いということでは、契約者にとってはいいことだけど、相場からかけ離れた値段があると

 

・安心して売れるのか??  

・売り止めにしないのか?

・突然の大幅値上げはないのか???

 

 

と心配になる。

お客様へ保険契約の責任を負っているので、保険屋自身がが責任をとれない商品は、売れないのである ><

 

 

 

で、この会社・・・・・

 新旧交換控除を適用することを明言してます。

 パンフに書いてない・・・・

 

 

 

 

ますます、契約に責任が取れないよ!

 

 

 

安いものを売らないのでなく、責任の取れないものは売らないのだ!!!