site:HAMADA

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現場からお届けします(笑)

Amebaでブログを始めよう!
北海道での諸々の作業を終え、東京に帰ってきた。

「さて、これからどうしようか。」
これが一番の懸案事項。

フィリピン留学前は、もう一度海外に留学する予定だった。
しかし、環境的にそれが難しい状況にある。

ただ、どうしても諦めきれない部分もある。
だから働きながらそれが実現出来る方法を探そうと思う。

この壁は途方もなく高いのはわかっている。
でも、登るしかない。格好悪くても。
とにかく前に進むしかないから、明るく前に進んでいこうと思う。

「とにかく、笑えれば。」

そんな気持ちで頑張っていこうと思う。
フィリピン留学振り返り最終回。
来週からはまた個人的などうでもいい事を書殴る予定。笑

今までフィリピン留学について色々と書いてきたのだが、よくよく考えるとフィリピン固有の問題っていうのはかなり少ない様な気がする。

不真面目なクラスメイトも、日本とは異なる環境もどの国行ったって同じだが、期待されていることが違うのだという事をご理解頂きたく、書き続けている。
(マンツーマンレッスンとか、価格とか、行き易さとか)

さて、今日は「フィリピンで出来ない事」、特に「期待と違う」部分について書こうと思う。

まず、語学留学の為にフィリピンに行くわけなので語学について書こうと思う。
語学学習と言っても、様々な種類がある。
初級~上級英語、TOEIC,TOEFL,IELTS 場合によってはビジネス英語など。

この中でいえば、どの学校もビジネス英語以外はほぼ網羅されていると思う。
だが、正直な事を言うと学校による。

私が通っていた学校はビジネスのコースまで用意されていた。
ただし、残念ながら日本人が考える「ビジネス経験」がある先生は皆無。

電話応対やプレゼンの方法、レポートの書き方という授業はある。
しかし、それ以上のスキルアップを求めたい場合は、どの語学学校でも学ぶ事は難しいので、別の方法を考えた方が良い。(現地大学のビジネスコースに参加するなど)

発音については、以前書いたが欧米と同じような発音を学ぶのは難しいと考えた方が良い。


次に、学校主催の週末アクティビティについて。

これ、殆ど開催されていない。笑
週末に歴史的名勝観光、他島への旅行、など情報をウェブ上で拾うとおちているのだが、実際に現地でこの企画が動いているかは行く前に確認をした方が良い。


最後に、現地にいる日本人(ビジネスを持っている人や学生)と出会う事。
これは出来ないワケではないのだが、かなり難しい。

理由はシンプルで「それをやる時間が無い」から。
平日は宿題があるので、外に出る事は難しい。
休日も、個人的なネットワークがない限り、難しい。
もし必要なのであれば、日本で予め探しておくのもよいと思う。

後は、自ら声をかけてみるしかない。(経験済み)

不幸な事に、私が生息していたエリアには日本人が少なかった。
(日本人かと思ったら殆どが韓国人だった)

自ら声かけて怪訝そうな顔をされた事は幾度もあった。笑


上記3つはフィリピン留学で行なうのは難しい。
だが、逆に言えばそれ以外の大抵の事は出来る。

改めて述べるが、言語は道具であるので、何のために語学を学ぶのかは人それぞれ。

大学(院)進学、語学力底上げ、試験対策、ビジネス英語習得などなど。

それぞれの目的に対してベストな方法があると思う。

ただ、語学力底上げ、試験対策が目的の人には、近くて安くて早いフィリピンへ行く事をお奨めする。

今回の振り返りでは良い面も悪い面も正直に書いた。
悪い面も正直かなり目立つのだが、それをカバーして余りあるほどメリットも大きいと思う。

さて、今日はフィリピンに来ている日本人が困る事について書こうと思う。

大きく分けると3つくらいの要素になると思うのだが、

1:環境的要因 (気候、治安など)
2:文化的要因 (言語、コミュニケーションスタイルなど)
3:経済的要因 (物価や所得の違いなど)

こんな所だろうか。

1については、留学生としてはどうしようもない事なのだが、特に日本人が苦しんでいたのは気候。

フィリピンは5月中旬から9月いっぱいまで雨期に入る。
雨期になると、ゲリラ豪雨的なスコールに1日複数回降られる。

無論、湿度は100%に近くなる。
だが、気温もそれに併せてグッと下がる。
コレによって体調を壊す人が多くいるのだ。
(降らないと35℃位。スコールが降ると20℃後半まで気温が下がる。)

治安は正直な所、地区による。
マニラ都市圏(マニラ市を含めた複数の市が集合する都市圏)とマニラ市がよく混同されるのだが、マニラ市内は繁華街と貧困層のスラムが多いのでかなり悪い。
なので、この地区に行くのは一人を避けた方が良い。
(一人で行ったオメーはなんなんだと言われそうですが。)

特に、ディスコやクラブ、カラオケバーなどでは暴力事件もある。
(実際に寮の韓国人がクラブでリンチされ、漫画の様な顔になって帰ってきた事もある)

これらの根本的解決方法は、無い。
体調管理を自分でするしかないし、治安が不安定な場所には行かない。
それ以外無いと思う。

食事も環境要因になるだろうか。
韓国系の学校に言ったならば、毎日食事は韓国料理。
始めは物珍しさで凌げるのだが、長期ステイの場合はゼッタイに飽きる。
特に、朝はパンという人には朝の韓国料理は地獄だろう。

そうなると、経験上フィリピン料理に逃げるのだが、フィリピン料理はおいしいのだが割とオイリーなので、毎日食べ続ける事は出来ない。

なので、結局日本食を探す事になる。

日本食レストランは幾つかある。
しかし、美味しいお店を見つけるのは至難の業である。

食事の問題は別にフィリピン留学だけではないと思うが、逆に言えばフィリピン留学でも必ずぶつかる壁なのだ。

この対応策としては、日本から幾つか食材を持ってくる事をお奨めする。
(レトルトカレーや、即席ラーメン、海苔やご飯のお供系の食材もGood)

2について。
日本人はコレに一番躓いている気がする。
コミュニケーション。

まず、「相手は言わなきゃわからない。」という前提を持つべきだと思う。
不満があるのに言わなかったり、要望を言わなかったりしている日本人を多く見た。

本人としてもこうする理由は色々あるのだと思うのだが、自分で金出して自分の為に来ている人が殆どなのだから、不満を抱えるなんてナンセンスだ。

別にこれは相手にいつも文句を言えと言っているわけではない。笑
しかし、自分で自分の思う事を相手に伝えるクセ付けはしておいた方が良い。

彼等もプロフェッショナルなので、要望を出せばそれに応じようと一生懸命やってくれる。


3については困っているというか、「意外に出費がかさみますよ」という話。

外食するにしても、何かを買うにしても物価が安いので財布のひもが緩みがちになる。
だが、質は金額に比例するので、買ったものがすぐ壊れたりする。
なので結局、安いものを何回も買う事になる羽目になることがしばしば起こる。

また、先生と飲みにいくと殆どの場合、生徒が全額奢る事になることも事前に知っておくべき事である。

先生の給与を考えると当たり前なのかもしれない。
奢ってあげない方が逆にかわいそうなのだ。
(割り勘したとしても1回で彼等の1週間分くらいの給与が吹き飛ぶ場合もある。)

しかも毎週誰かの送別会があったりするので、毎週末飲み会という事になる事もある。
(私がそうだった。笑)

また、危険なのがカジノ。
私はギャンブルに全く興味がなかったので、カジノへは行ったものの1円も使わなかったのだが、結構カジノにはまり込んで散財しているものが多い。

フィリピンのカジノは外国人しか入場出来ない。
つまり、外国人レートなのだ。
掛ける金額がペソ単位なので、一瞬安いように思ってしまうのだが、気がつかない間に大金をポンポンと賭けてしまっていることもあるから、要注意。
ギャンブルが好きな人であっても、予算を決めてたしなむ程度にしておいた方が良さそう。

日本人が困っている事は他にもあると思う。
他にも困った事や個人的に苦しかった事があるフィリピン留学経験者がいたら、Facebookにコメントを頂けるとありがたい。
昨日は久しぶりに深夜まで遊びすぎた。
更新が遅くなってしまった。

さて、今回はフィリピンに留学に来ている留学生(もちろん日本人を含む)の現状ということについて書いていこうと思う。

既に前回書いているが、現地の授業はマンツーマンレッスンが基本なのだが、場合によってはグループレッスンもある。
また、寮も複数人部屋に泊まる場合には共同生活になる。

クラスメイトやルームメイトも留学の要素の一部なので、それについて率直に紹介をしていきたいと思う。


まず、フィリピンの英語学校の大多数は韓国人が経営している。
ということもあって、学校に来ている生徒の大多数が韓国人。
(感覚値だが9割くらい)

韓国の学生は、4つの種類に分ける事が出来る。
1:高校/大学生
2:20代半ば
3:30代以降
4:Kids

1の学生はやはり休暇などを利用してきているので長くて3週間など短期滞在の者もいれば、気合いが入っている者もいて、1年間大学を休学して来ている者もいる。
(そういう者は半年フィリピン、半年オーストラリアというパターンが多い)

また、別のパターンとして学校から集団で派遣されるというケースもある。
私が通っていた時期には、Soongsil Univ.(崇実大学校)という学校の外国語学部の生徒ら30人くらいが夏休みを利用して送られてきていた。

高校生、大学生のこの層は割と真面目。
しかも、受験を終えたばかりなので英語の基礎を忘れていない様子でもあるので最初から高いレベルからスタートすることが多い。

2は、一度会社を退職している、もしくは男子に限るが(兵役は女子も参加可能)大学卒業後に兵役を終了し、就職するまでの間に勉強に来ているという者。

韓国は職を得る競争が日本のそれとは比較にならないほど激しいらしく、要はキャリアアップで来ているということになるのだが、この手の韓国人は優秀層、非優秀層に二分される。

優秀層は1の学生同様、目的意識を持ってきているので非常に真面目。

ただし、残念ながら非優秀層は完全に遊び惚けている。
2年の兵役が終わり、心が解放されてしまっているのか、フィリピンの女の子を目当てにナイトライフにどっぷりと浸かってしまっていて1週間で2日学校にくれば良い方。
英語も全く喋れるようになっておらず、酷い者だと遊びすぎてタガログ語の方が上達しているという者もいる。笑

しかも、この非優秀層は感覚値だが、学生全体の5割くらいを占める。
学校長と話をしたが、コレが経営上もの凄く負担になっているんだとか。
(帰国後も学校をよく評価してくれなかったり、来ない人のために常に先生をスタンバイさせなければいけないので)


3は企業派遣が多いが、稀に韓国を捨てる気概で来ている者もいる。

「このまま、仕事を続けてもポジションもないし、給料も上がらないから、家族のことを考えると国外で仕事を探した方がよい」と実際に何人ものクラスメートから聞いた。

なので、欧米圏の移民となるためにIELTSという英語のテストの点数を取る目的で来ているもの。

この層は勿論、一生懸命勉強している。

4は子供達。
夏休みを使って来ているのが大半。
だが、稀に中高の授業を通信教育で受け、常に海外で語学学校に通わせているという生徒もいる。(しかも家族全員で受けている。)
日本ではあまり考えられないことだが、韓国の親の教育熱心さを垣間みた瞬間だった。


語学学校にもよるが、学生の大半が韓国人なので、
上記4つのパターンで学生の特長はほぼ網羅出来ていると思う。

他にも、台湾人、中国人が来ていたが割合は1%以下。日本人で10%程度。

ということで、繰り返しになるが、
日本人がフィリピン留学をすると「外国人クラスメート=韓国人」となるのだ。

留学を通じて今の韓国を知ることができるのも、フィリピン留学の醍醐味だと思う。
さて、今日は「英語の質」について書こうと思う。
(既に、昨日触れている部分もあるので、なるべく重複を避けようと思う。)

まず、そもそも私がコレを語る資格がないという事は十分自覚している。笑

根本的な話だが、「ドコと比較しているのか?」という問題がある。
私自身、アメリカやイギリスへの留学経験がないから比較しようがない。

それに、滞在期間が所詮3ヶ月だったということもある。
(英語をどれだけ修められたんじゃい、という話だ。笑)

ただ、そんな私であっても、
「これはどうなんだろう?」
と思う部分が幾つかあった。

なので「英語レベルは低くないけど、高くない。」
というのが私のフィリピン留学の感想だ。

こう思った原因はこんな感じ。
1:先生の質
2:独特の発音・訛
3:英米の英語とは違う独自の言い回しの存在
(コレはオージーやニュージーも同じだと思うが。)

2については、既に昨日述べたので割愛したい。
そして、3についてはコレを言い出すとキリがないと思っている。笑
なぜなら「言葉」なので、現地で現地の言葉が育まれるのは仕方ない事だからだ。

というわけで、今日は「質」を担保している最も重要な要素である「先生」の事を中心に書いていこうと思っている。

話を始める前に、前提として2つ話をしなければならない。

1つ目は、フィリピンの教育制度について。
フィリピンは初等教育6年、中等教育4年、大学4年となっていて、7歳から初等教育が始まる。義務教育は初等教育の6年間で、卒業率は約65%。大学進学率は30%となっている。(日本は約75%、これ本当かね?)

ということは、大卒時は何歳になるだろうか?
単純に計算してもらえばわかる事だが、フィリピンの大卒はなんと20歳なのだ。

若くして社会に出る事は良い事でもあり、悪い事でもある。
ということで本記事の最後に述べる事とする。

ただし、留学中、現地TV番組でアキノ大統領の演説を聞いた所、今年から高等教育を始めることが決まったらしく、3年後には日本同様22歳が新卒の年齢となりそうだ。


2つ目はフィリピンの失業率とか就職についての話。
フィリピン政府の統計では2010年の失業率は約7%。
(日本は2012年5月の時点で4.3%。←貢献してしまってスイマセン。笑)

ただ、これは恐らく現実的な数値ではない。
道ばたに溢れるストリートチルドレンと呼ばれる子供達やその親である物乞いをする超低所得者層の数を体感値から考えると絶対に倍以上はある。(下手すれば3倍?)

先生曰く、景気もあまり良くないらしい。
(マニラ都心部でビル開発が進んでいるので、全くそうは見えないのだが)

大卒新卒が仕事を探せない状況がずっと続いている。

また、コレも先生曰く、
景気の悪さを如実に表しているのが、サービス業に従事する人の数多さ。

現地にセブンイレブンやミニストップといったコンビニエンスストアがあるのだが、
深夜殆ど店に来る人がいないのに、警備員1名+店員が3名もいる。
しかも、どの店にも。

この背景として、
「とにかく安い給料でも良いので定職に就きたい」という被雇用側と
「安く人材を雇用出来る」という思惑が一致してしまっているから起こるんだそうだ。

このように、職探しが難しいという現状と一人当たりの所得が下がっているというのが今のフィリピン(少なくともマニラ近郊)の現状らしい。

という2つの前提がまずあった上で、先生の質を語ろうと思う。

英語学校の先生達は基本的にはみな大卒の人ばかり。
現地大学の授業は英語で行なわれている所もある様なので、彼等自体はもちろん英語が「出来る」。

だが、「出来る」ことと「教えられる」ということは違う。
英語の先生として、というか教師という職業に就いている事自体を疑ってしまう者も中にはいる。

たとえば、授業中に携帯イジりだしたり。笑
テキストアプリでチャットし続けたり。笑
とまぁ、「こいつ、どう見てもプロちゃうなぁ。」という先生もいる。

幸いな事に、僕を受け持ってくれた先生には上記の様な先生はいなかったが。

そして、彼等の大学での専攻をきいてみると、
・看護学部出身(ナースの刺客あり)
・法学部出身 (弁護士試験勉強中)
・医学部出身 (スポーツ医療の専門家)
など、意外な専攻の人ばかり。

日本だと、医者やナースなんて職に溢れるどころか足りないとさえ言われているのに、
彼等の話だと「ナースになることだって難しいのに、仕事を探すのは更に難しい」とのこと。

医者が医者しないで英語教師をやっているなんて日本だとまずあり得ないケースだと思う。それだけ、仕事を探すのが難しいという事なのだ。

もちろん、上記のようなナースや医者になる刺客を持つ先生達は、機会さえあれば志望する業界に戻りたいと考えている為、あまり英語を勉強していなかったりする。
なので、質問をしたりするとすぐに答えられない場合もある。

これらの社会背景も相まって、先生達の中にも仕事へのコミットメントが高い人と、高くない人が出てきてしまうのだ。

「先生」という要素だけでコレだけ複雑な問題を抱えている。
もちろん、学校側もこの課題を認識しているのでしっかりマネジメントしようとしているが、管理出来ている学校は極僅かといえる。(私の学校はかなり良い方だと思います)

特に、フィリピンでビジネス英語を勉強する事を期待される方は、先生の見極めをしっかりとしたほうが良い。

つまり、
・大卒新卒ピチピチ20歳
・ビジネス経験ナシ

という先生にビジネス英語を教わる可能性もなきにしもあらずだからだ。
私個人も特にビジネス英語を学びに行ったわけではないのだが、ふとした瞬間に先生と会話したトピックの稚拙さにあきれる事も数回あった。
(女性教師から日本のサンリオキャラクターについて質問されたりとか。笑)

大学生や高校生、20代半ばくらいまでは良いかもしれないが、それ以外の人間にとっては、色んな意味でミスマッチが起こる環境があるという事は、事前に理解しておくべき。

まぁ、先生が社会人として未熟というのは先生個人の問題ではなく、営利団体である学校のマネジメントの問題とも言えるし、高等教育(つまり大学)での社会化教育の問題とも言える。(つまり政府の問題)

どうしても日本人は外国にも日本と同じ環境があると考えがちなので、そこは違うと認識する必要がありそうだ。

ただし、実は先生が気に入らなければ変えるということもできるので、
「こりゃ、アカンなぁ。」とおもったら先生をバンバン変えていくか、
一発喧嘩するつもりでこちらの不満やリクエストを伝えにいった方が良い。

日本人は争いやトラブルを避けがちなので、嫌なのにずっと我慢している人や、ワケもなく様子を伺っている人もいた。

個人的には
「時間がもったいない」というのと、
「言わねーと、ワカンネーだろ。」と思っているので、こういう事はドンドンと言っていくべきだと思う。

ということで、今日は質、特に先生にフォーカスを当てて書いてきた。
繰り返しに成るが、先生が語学学習の質に与える影響はとても大きいと思うからだ。

ただ、誤解しないでほしいが良い先生も多い。
だが、同じ数だけ「?」という先生もいる。

そういう意味では「先生の質」というものが、不安材料になっているというのがフィリピン留学の実情だと思う。
昨日の続き。

ただ昨日はとても長くなってしまった。
この反省を活かして、今日は短く。

3:マンツーマンレッスンが基本だから

語学学校に通う上で、
・マンツーマンレッスンが良いか
・グループクラスが良いか
これについては色んな意見があると思う。

ただ、個人的にはこれらの手法は一長一短だと思っている。

というのも、僕はフィリピンの学校でどちらも受講した経験からなのだが、双方にメリットもデメリットもある。

■マンツーマン(メリット)
マンツーマンレッスンでは、自分の思考特性をそのまま活かして色んな事を話をしていけるし、思考に沿って新しい事を学んでいける。
つまり、その思考の過程で出る色んな質問も自由にしていける所が素晴らしい。
また、英語を喋る時間も確保されるという所も良いと思う。

さらに、「こういう事を勉強してーんだ、オレは!」
というリクエストが出来る事もメリット。
たとえ先生に断られたとしても、何らかのリクエストをしないのは大損です。
(日本人はこれをあまりやらない傾向にあるように思う。)

■マンツーマン(デメリット)
短期留学だと、学習者の自己紹介だけで終わってしまう事が多い。
マンツーマンレッスンでは、先生と距離を詰めて行く事が大事なので、授業前のおしゃべりがとても大事になってくるのだが、1週間など短い期間となるとそのおしゃべりだけで終わってしまうし、そのおしゃべりを失くして授業を進めると、どうも先生の方が踏み込んでいけない事が多く、謝りを細かく指摘してくれなくなる。

逆に長期滞在もデメリットがあり、先生との距離は詰められたのだが、先生が生徒の間違える癖を把握してしまって、謝った言い回しをしても察してくれてしまう。
コレはフィリピン人の特性とも少し関連するのだが、実はフィリピン人は表面的にはとても優しい。そして、日本と同じく「察する事」が「優しさ」という文化を持つ国でもあるので、国民性が語学学習を阻害する要因にもなってしまう。

■グループレッスン(メリット)
グループは自分と他人を無意識に比較してしまう環境にあるが故に、自分の不足感を感じる事が出来る。

「は? 今お前言った意味がよく分からんのだけど。」
と言われているかの様な先生やクラスメートの険しい表情から己の不足感を感じる事が出来る。また、それを自分で乗り越えなければならないという機会もメリットだと思う。

あと、自分が落ちこぼれても全然フォローしてくれない。
個人的にこれもメリットだと思っている。
「ちょちょちょ、今の所が全然わからんのだけど。」
と言わないと待ってくれない。
そういった意味では、語学以外の部分にだが主張力を試される良い機会。

また、副次的効果だが不足感を感じた事が動機となって、自学熱に拍車がかかるという点も良い部分だと思う。

■グループレッスン(デメリット)
想像に容易いが、一人当たりの喋る時間は当然少なくなる。
スピーキングのグループレッスンなるものも、もちろんあるが、正直時間はごく僅か。

それと、ある程度クラス分けがなされているはずなのだが、どうしても残念な事にクラスメートの語学レベルに授業のレベルがよってしまう事が最大のデメリットと言える。

なので、グループレッスンを受講するならば自分の実力より少しだけ高いレッスンを受ける事をお奨めする。(これ日本人はゼッタイにしない。とても不思議。笑)

と、2×2の場合分けで書いてみたが、とにかくどちらにもメリ/デメがある。
どっちも受講出来るんだったら受講した方が良い、というのが僕の主張。

ただ、欧米の語学学校でマンツーマンの授業を取ると高い。
そう考えると、どちらも受講出来るフィリピンはとてもリーズナブルだし、どの学校もマンツーマンレッスンがある。

だから、僕はフィリピンにしたのである。


4:ビザ手続きが容易だから
これは特にアメリカと比較するとよくわかる。
アメリカで週18時間以上のレッスンを受けたい場合には
「F-1ビザ」という学生ビザが必要になる。
実は、このビザ取得がかなり面倒なのだ。

まず「行く学校が移民局の許可を得ている学校」という前提が必要。

しかも、ビザ発行前に入学予定の学校が発行した入学許可書(通称I-20-A-B)を事前に送ってもらう必要があって、しかもそれを持った上でビザ発行になるのだが、これに間違いがあったりするとこの書類の往復がとても長丁場になる。
(原本郵送してもらわなアカンので)

それを手に入れた後、ビザ発行の申請となるのだが、アメリカの場合はSep.11の影響もあって、誰であっても直接大使館に行って簡易的な面接を受けたりしなければならない。

まだまだ他にもやるべき事はたくさんあるのだけれども、この手続きをプロである留学エージェントさんがビジネスとして手続き費用をもらって代行しているくらいなので、超煩雑で面倒くさいものなのである。

それに比べて、フィリピンはなんと
「旅行者」として学べる。
旅行者として、滞在ビザを延長(最大9ヶ月まで)できるのだ。

もちろん割と費用は高くつくのだが、それでも1ヶ月で約7,000円くらい。
ちなみに、土日だけ近郊の国(シンガポール、台湾、タイ、ベトナムなど)に遊びにいってしまえば延長しなくても良くなるという裏技もある。
しかも、プロモーションチケットを手に入れられれば、マニラ-シンガポールの往復は5,000円以下で行ける。笑

つまり、正確に言うと「英語学校に学びにきた旅行者」という扱いになるのだ。

なので、行く前の細々とした準備は一切いらない。
これは、働いていた人間としてはとても大きい。



ということで、フィリピンにした理由を4つほど述べた。
まとめると、

・英語圏と言える国だったから(質はさておき)
・アジアを体験出来るから (語弊を恐れず書くと、発展途上国を体験出来る)
・マンツーマンレッスンが安いから (でもグループレッスンも受けるべき)
・ビザ手続きどころか、ビザ無しで行けます。 (一応、旅行者扱いです)

「コストを抑える」だけではない理由が、フィリピンにはある。
ただ、これらの要素は渡航者の価値観に左右されるものだと思う。

なので、行く前によくよく考えることが重要である。
(口コミだけで来た日本人女性からの文句やクレームが多くなっているとこの学校長から聞きました。)

でも、個人的にはオススメ。笑

さて。
今日から振り返りを書いていこうと思う。
第一弾は「何故フィリピンだったのか」というテーマで書き綴りたいと思う。

フィリピンに行くことを決めた理由は4つ。

1:英語が喋られている国だから
2:アジアで生活が出来るから
3:マンツーマンレッスンが基本だから
4:ビザ手続きが容易だから

ということで、これらの説明をはじめていきたいのだが、
これは凄く長くなる様な気がするので記事を2回に分けようと思う。

ということで、今日は1と2について話をしたいと思う。

1:英語が喋られている国だから
Wikiによると、英語を喋っている人口はアメリカ、カナダに次ぐ世界第三位と言われている。なので、もちろん現地での日常生活では英語は大抵の場所では通じる。

いきなり余談だが、この世界第三位これは数値上のことであって、実際にアクティブに英語を喋っている人口は5000万人くらいだと思われる。
タクシードライバーに時々に酷いのがいて、アレはお世辞にも英語とは言えない。笑
まぁ、5000万人でも英語超大国であることは変わらないのだが。

近年、英語も公用語になったことから、英語圏とも言える。
英語圏で英語を学べるのだ。しかもアジアで、近距離で。
素晴らしいことだ。

と、良い部分だけ話をしていると、
「じゃぁ、英語の質はどうよ?」となるのだが、正直な事を言うと
「低くないけど、高くないよ。」と言わざるを得ない。

よく巷でも、
「フィリピン人は綺麗な英語を喋る」とか
「アメリカ統治が長かったから綺麗なアメリカ英語を喋る」などというけど、
それは、ケースバイケースというか先生次第。

確かに英語は公用語なのだが、実は公用語になったことを知らない先生もいる。笑
特に発音面では質が高いとは言えないかもしれない。
なぜなら、実はキツいフィリピン訛が存在するからだ。


まぁ、個人的にはコレも捉え方次第で問題にならないと思う。

どうしてかというと、日本語英語に慣れ親しんだ日本人が数ヶ月の留学で発音矯正され現地のネイティブと同じ発音になるはずがないと考えているからだ。笑

それに、今はweb上の英語サイトで英米式の発音をチェック出来る時代。

それが「どうしても嫌だ」という人にはフィリピンで語学留学をする事をお奨めしない。
そんな人が酷い先生に当たってしまったら、悪夢としかいいようが無い。

でも個人的には、細々とした発音よりも先に、
「会話が出来るようになる」
という事の方が社会人以降の留学生には大事な事だと思う。
(コレは「Aを訊ねられてAを答える」的な整合性という意味で。)

それに、個人的な考えとして、
「未だに”Often”という僕らになじみ深い単語のレベルでも英米で発音が異なるんだし、オレらの発音だって日本訛でもいいじゃないか。テメェら欧米にあわせて英語使ってやってるんだから、聞き手側のネイティブ達も一生懸命聞かんとアカンぜ。」
と、そんな事を考えていたりするからだ。笑

乱暴な考えだが、そのくらいの気概を持たないと先に進めないのだ。笑

あ。
申し訳ない、話が逸れた。

とにかく、フィリピンの英語の質については、巷で出回っているものより少しだけ低いと考えている方が無難であろうと思う。


次に2の「アジアで生活出来るから」という点について。

今、日本企業で大手と呼ばれる企業が言う「アジア」というのは
「中国、インド、シンガポール、ベトナム、タイ、インドネシア」のことを指すことが多いと思う。もちろん、業種業態によって場所は異なるのはわかっている。

だが、上記の国を見ると、
・既に巨大なマーケットがある
・労働者資源が豊富 (製造拠点として)
・資源ポテンシャルを多く抱える

これに該当する国が殆どだと思う。

そう考えると、今現在のフィリピンは実に魅力の少ない国となる。

・人口約1億人の巨大市場だが、所得が低いため動く金が少ない。
・鉱資源のポテンシャルは高いが、政情不安定なために開発が滞っている。
・そもそも、自国産業特に第二次産業(工業)がほぼない。
・(控えめに言えば)国民性がとてもおおらか。(労働力としてイマイチ頼りない)
・自国の産業といえば観光とフルーツを作る農業程度。

とまぁ、こんな国なわけだ。

そして「出稼ぎ労働国家」であるという事も大きい。

実は海外出稼ぎ者が国民の20%を占め、
しかもその人たちが母国に送金するお金が国のGDPの70%を占めるという国なのだ。
もう、この時点で国内産業の死に体ぶりがわかる。

更に最悪な事に、加えて政情が不安定(過去3人の歴代大統領がスキャンダルで失職しているなど)なため、海外からの投資が輪をかけて集まりにくくなっている。

こんな経済背景もあってか、やはり基本的に貧しい。
いや、とても貧しい。
そして貧富の差も、とても激しい。

ただ「この貧富の差」や「圧倒的な貧しさ」を目の当たりにする事は、日本ではゼッタイに出来ない。そして先進国でもなかなか経験する事は出来ないと思う。

実際に僕もこれらを目の当たりにした。
僕が滞在していた場所がマニラでも割と高級住宅街だったのだが、
隣のブロックにはスラム化した住宅群があったし、道路を渡ろうと立っていると物乞いがきたり、ストリートチルドレンが寄ってきたり、酷い時にはひったくりにあったり(事実)と貧しさが故に発生するイベントがたくさんある。

しかも
「インフラが整ってないため、何となく街全体が不衛生(臭気・大気汚染・下水処理)」
というのも、助長する要素になっている。笑

だたこれも、「ゼッタイにこんなこと経験したくない」という方にはやはりフィリピン留学をお奨め出来ない。

ただ個人的に思う事は、
「貧しさを知らずして育ってきた日本人」として、
今後生きる上でこの現実と向き合い、何かを感じ取って日本へ帰るべきなんだと思っている。

恐らく個々人が持ち帰るものはそれぞれ違うと思う。
でも、「自分がいかに恵まれているかを振り返るきっかけ」や
「何かしらの危機感」、そして「何か行動を起こす動機・勇気」・・・。

そんなものを貰えるんじゃないかと思う。

「英語も学べて、次世代のアジア新興国候補国の「今と生」を感じる事が出来る」
という意味ではフィリピンは唯一無二の国なのかもしれない。


明日に続く。
久々の更新。

1週間お休みを頂いてしっかりと休むつもりだった。
だが、お陰さまでとてもとても忙しく過ごさせて頂いている。
(おかげで帰国後、ドコかで喉風邪をどこかでもらってしまった。)

フィリピン在留中にスタートしたオリンピックが閉幕し、夏の風物詩の甲子園がスタート。 国際・政治面的なニュースとしては尖閣、魚釣の島々がとても騒がしくなり、消費税増税法案が可決。そして67回目の終戦記念日を迎える。

でも、やっぱりいつも通りの「日本の夏」。

たかが3ヶ月外国に住んでいたからといって、
「前と見える景色が違う!!」的な尻の青いような話はあるワケがない。笑

まぁこれは僕の感度の低さの問題かもしれないが、そんな目に見える変化をしているのなら日本もかなり変わった証拠だと思う。


さて、今週から1週間、僕が行っていたフィリピン留学について感じた事をまとめたいと思う。 (今日は「まえがき」ね。)

僕が感じた事を、素直に、脚色なく、ありのままにお伝え出来ればと考えている。

今考えているテーマとしては大きく5つ。

・なんでフィリピンだったのか?
・英語の質はどうだろう?
・フィリピンにいる外国人留学生の現状は?
・こんな事に困る日本人?
・フィリピンでは出来ない事がある?

こんな事を中心に明日から1週間かけて書いていきたいと思っている。

割と主観で書くから、暴論、極論が含まれる事は事前にお許し頂きたし。

留学期間がたった3ヶ月なので、フィリピンの全てが分かるわけではないが、上記以外の観点で質問などあったら是非コメントを頂きたいと思う。

13週目土曜日。

今日はいよいよ日本に帰る。

フロントにお願いしていたWake-up callで朝3時に起きる。
さすがに眠すぎるから目覚ましに熱いシャワーをゆっくり浴びる。

既に荷物のパックは終わっているからゆっくり浴びていても大丈夫。
30分も浴び続けて体がほっかほかになった。
さらに眠くなってしまいそうだ。

3:45にチェックアウト。
深夜というより早朝というほうが妥当なこの時間に、すでに客らしい女性が一人ロビーに座っている。

「オレよりも早くチェックアウトした人がいたんだ。」
と少し驚いていると、いきなりこの女性が

「空港まで行く? それならタクシーをシェアしましょうよ!」
と、声をかけてきた。

「え!? あぁ、そうだね! そうしようか!」
少し予想外の展開にビックリしたけれども、OKした。

タクシーの中で互いに自己紹介。
彼女はキャシー(キャサリーンが本名)というアメリカ人。

今回はフィリピンのイロイロ島に住む友達に会いに来てその帰りなんだそうだ。
そして、今からアメリカ帰るのだが、一気に行くのは体力が続かないということで、まず今日は日本に行って一泊して、明日成田からデトロイトまで飛ぶらしい。

デトロイトってことはミシガン州。
ってことは、少なくともミシガン州周辺に住んでいるんだろう勝手に想像し、
「じゃぁ、ミシガンやアイオワ、インディアナとかに住んでるの?」
と聞いてみると、「オハイオなの。」と返って来た。

「オハイオなんて、日本人は知らないでしょ?」
と彼女が照れて言うので、

「なに言ってんのよ!オハイオって言ったら、クリーブランドとかシンシナティでしょ?それにP&Gの本社やグッドイヤー。 あ、それにウェンディーズも!」
とアメリカマニアの要素を大発揮して答えてみると、

「まぁ、私より詳しいわね!」
と目を丸くして驚いていた。

畳み掛けるように答える。
「それにゴメンね。実は僕、Anti-Buckeyes(オハイオ州立大学のチーム名)なんだ!」

更に彼女は目を落とすんじゃないかというくらい目を開き、
「えー!なんでbuckeyes知ってんの? 実は私、オハイオ州立大学出身なのよ!」

とまぁ、朝4時近くからタクシーの中で二人とも大興奮。

その後、僕が実はMichiganファンであることを言うと彼女は更に大興奮!
「きゃー!敵と一緒にタクシー乗っちゃったー!」だって。笑

しかも、数年前ESPNのHP上でOhio State と Michiganのライバル関係をよく描いたCMで車の中でお互い違う大学のファンの男女がいるものを思い出して、
※参考(二本目のVTR):http://youtu.be/Zv0_EpF5SyY

「でも、今日は日本帰らなきゃダメだから、車から飛びだすようなこと出来ないよ!」
と冗談を言ってみると、

「アハハハ! なんでそんな事も知ってるの?変な日本人!」
と大爆笑していた。

まさか最終日というか、ただの移動日にフィリピンの地でアメリカ人と出会い、最終的に笑いを取れるとは夢にも思わなかったなぁ。笑

「もしオハイオのコロンブスに来る事があったら連絡してね。私も東京行ったら連絡するから。」と互いの連絡先を交換。

「本当に映画みたいな事ってあるんだなぁ。」
と少しぼーっとしつつ、チェックイン手続きとイミグレーションを済ませ搭乗を待つ。


遂にあとフィリピンにいる時間も1時間を切った。

感慨というか、感謝の気持ちが心の中にたくさん沸き起こったので、出発前までに個人的にお世話になった人全員の携帯に最後に御礼のメールをした。

僕はもう、この返信を見る事は出来ない。

次来るときは英語の勉強ではなく別の目的で来よう、と心に決め一人飛行機に乗り込む。
(できればビジネスとかだといいよね。)



さてと。
日本に着いたらまず何食おうかなぁ。笑


※お知らせ
おかげさまで本日、無事日本および自宅に帰ることが出来ました。
今まで皆様に様々な意見やコメント、そして数多くのご声援を頂けた事が励みになり、毎日ブログを書き続ける事が出来ました。
本当にありがとうございました。

今後も引き続きブログを続けようと思いますが、一度フィリピンでの生活を集中して振り返りたいと考えておりますので、1週間だけブログをお休みをさせていただきます。

・単純に英語を学ぶ場所としてどうだったのか?
・日本人が生活するにはどうだったのか?
・授業、講師、学校ファシリティーなどの質
・語学以外で得られた事
・「フィリピン留学したら絶対に◯◯をやるべき」的なTips
・こういう人には向かない

こんな情報をまとめるつもりです。

フィリピン留学を検討している方に参照していただける様な情報を少しでもシェアしたいのと、「アホな31歳の珍道中」的な情報しかないくだらないブログになってしまっている現状なので。笑

とにかく"I'll be back!!"ですので、1週間だけお休みをさせていただきます。

ただし、Facebookはアクティブですので、何かあればそちらに連絡を頂けると幸いです。


最後に。

多い日には1日500人の方にこのクダらない日常を見ていただいたこと、個人的にとても驚いております。改めて御礼申し上げます。
今後も様々な事に挑戦して参りますので、引き続き皆様のご指導を頂けると幸いです。

本当にありがとうございました。

濱田省二
13週目金曜日。
実質今日がフィリピン最終日。

最終日だったが、今日は色々と忙しかった。

というのも、一番重要なパスポートを受け取ら無くてはならない。
学校のビザ担当のおばちゃんである、Dindinがイミグレーションオフィスまで取りにいってくれて、その後僕に直接手渡してくれるということなので、イミグレオフィスと学校の中間地点で、僕のホテルからも同じ距離にあるオルティガスという町で待ち合わせをすることに。

しかし、イミグレでの手続きが何時に終わるか分からん、とのことだったのでオルティガスのMegamallというショッピングモールで暇をつぶすことに。
とはいえ、ショッピングに全く興味が無いので、結局この巨大なモールを歩き回ることにした。(今週はジムに行けておらず2キロくらい太った気もしているのでちょうど良い。)

で、結局30分もして歩ききってしまって完全に飽きる。笑
結局カフェでお茶することになった。

フィリピンのカフェは日本以上に学生勉強していたり、社会人が仕事をしている。
というのも、これはフィリピンが日本より進んでいると思うことの1つだが、どこのお店でもとりあえずWifiがあるのでモバイル通信が出来るから。

日本でもモバイルWifiを持ち歩く僕なので、コレはとても助かる。
ただ、回線が弱いというか細いので途中ですぐに切れるのが玉に瑕だけどね。

1時間ほどカフェでニュースを読んでいたらDindin登場。
この肉肉しい(こんな形容詞は無い。笑)おばちゃんが汗かいて頑張って、僕のパスポートを取りにいってくれたので、彼女に感謝の言葉を述べると、
「英語、大分出来るようになったわねぇ。」
とお世辞が返ってきた。
お世辞でもこれは嬉しいね。

その後、一旦スカイプ英会話の授業を受ける為にホテルに戻る。
(今日くらいやらなくてもいいのにね。)

どうしたらダイエットが成功するのか?
というなかなか深いテーマを話し合った。
ただし、僕のテキストはジェンダーの違いに着いてだったはずなんだけど。笑

授業の最後にスカイプ英会話のRizza先生にもセブで大変お世話になったので、感謝の言葉を述べ、授業が終了。


今晩は、僕の学校先生であったLoren,Brendaそしてそのお友達の先生のHazel,Cindyが僕の送別会を開いてくれるというので、7時にCubaoにいかなくてはらなない。

ただ、それ以外の時間は自由。
なので、遂に学校の学生が注目しているGreenHillsという中間層のマーケットに立ち寄ってみた。

この街、安価な服や靴、偽物の高級時計、偽物のブランドバッグ、偽物だらけの町で有名なのだが、個人的には全然面白くなかった。笑

多分、ショッピングに興味がある人には面白いのだろう。
だが、興味の違いでこのような感想になることを許してほしい。

唯一この街で学べたのは
・中間層の購買意欲はかなり高いということ
・意欲と反比例して平均所得が下がりつつあるので海賊版商品マーケットが膨張していること
これだけ。

屋外で暑いし、人ごみが凄いし、興味無いし。
と、三拍子揃っている場所は僕にとって地獄。

結局、何にも買わずに待ち合わせ場所のCubaoに移動した。

先生達と定刻通りに落ち合う。
送別会でもガールズトークに上手くアジャストしつつ、今までのお礼と今後も僕に激しいフィードバックをしてくれるようにお願いをした。

スカイプの英会話もそうだが、僕が何かに頑張れるのは、あたらしい表現をつかってみたり、昨日出来なかったことが今日出来るようになった瞬間に先生達の顔が
「あ、そうそう!出来てる出来てる!』
って、嬉しそうな顔をするからだった様な気がしている。

自分の為に、自分の語学力を磨きに来たはずなのに、結局人を喜ばしたいという気持ちが僕の意欲を引っ張っている。

仕事をしているときも、結局仲間やクライアントが喜んでくれる顔を見たくて、頑張って来た様な気がする。
(これは逆に営業をやるには致命的であると思うんだけども。)

そしてコレからもそう生き続けると思う。

嫁さんをもらえれば、嫁さんの喜んだ顔が見たいだろうし、
子供が出来れば子供が喜んだ顔がみたくなるだろう。

きっと、仕事もこれが生きるものを探すべきなんだろう。

先生達との愉快な会話を通じてこんなことを感じた。

さて、明日は3時45分にチェックアウト。
早く寝なくては。