神田沙也加さんのステージ48(SHOW BOY 2019年7月18日、26日) | 3θのブログ

神田沙也加さんのステージ48(SHOW BOY 2019年7月18日、26日)

ふぉ~ゆ~主演のミュージカル「SHOW BOY」に行ってきました。

 

ふぉ~ゆ~出演の作品は2012年の「Endless SHOCK」を観ています。

沙也加さんとは同い年なんですよね。

オリジナルの日本のミュージカル作品は久々なので楽しみです。

 

でも正直、「ジャニーズもの」ということで少し腰が引けていました。

(圧倒的な若い女性客の中に男性が混じるには勇気が必要です!)

シアタークリエではこのシチュエーションが多くなってしまうようです。

でも、「she loves me」で克服して以来、怖いものなしの心境で臨めるように

なりました。

 

クリエの前には満員御礼の看板がありました。

そしてジャニーさん追悼のメッセージが貼られていました。

 

さて入場です。

エントランスのところには楽屋と思しきデスクに、ミラーやシルクハットが

置かれ、壁には数々の写真が貼られています。

エレベーター脇の菊田一夫像の横で、クリエちゃんのウエルカムボードが

迎えてくれます。

演目ごとに変わるクリエちゃんの衣装ですが、今回は支配人のようです。

 

2019年7月18日(木) 14:00~ 13列上手   シアタークリエ

2019年7月26日(金) 14:00~ 14列センター シアタークリエ

 

 

開演前の場内アナウンスは、沙也加さん演じる支配人でした。

「そこのあなた」に思わずビクッとしていまします。

 

プロローグは「ショーボート」というシーンから。

支配人による大型カジノ客船ショーボートの案内を挟んで、

「Welcome to the SHOW BOAT」というナンバーで

最初から盛り上げてくれます。

 

シーンが変わると...

 

舞台上には二人の男性。

秋山大河くん演じる主演ダンサーと、

福田悠太くん演じる裏方のエピソードから物語が進んでゆきます。

 

オムニバス形式でストーリーが展開していくのですが、ふぉ~ゆ~が演じる

4つの役には、それぞれ課題が与えられていたとのこと。

タップダンス、マジック、ピアノ、中国語ということだそうですが、

それがどんな展開になるのかも注目でした。

 

舞台後方のスクリーンにシーン名や役の名前が映し出されるように

なっていて、時間の推移を表わす時計が効果的に使われていきます。

 

実は幕が開いてからしばらくはどうもしっくりこない感じがしていました。

でもそのうち腑に落ちるようになり、伏線回収が進んでいくにつれ、

すっきりしました。

 

ふぉ~ゆ~がそれぞれの個性を発揮して楽しかったですね。

課題もきっちりとクリアー。

 

福田くんはダンスとタップをピシッとキメてくれました。

秋山大河くんと息を合せてのダンスシーンも見どころでした。

 

越岡くんのピアノもいい味出していました。

少女と一緒に三日月に座ってのデュエットも素敵なシーンでした。

 

松崎くんも中国語を駆使して大熱演。

ディーバのアテレコのシーンでは、歌って踊って大活躍。

 

辰巳くんはマジックでキメてくれましたね。

クビを言い渡されるシーンでのとんちんかんな流れも面白かった。

さらに、恋心を支配人に見透かされるシーンも微笑ましかったです。

 

秋山大河くんもキイとなる役どころを熱演で応えてくれました。

福田くんとのダンスとタップが特にカッコ良かったです。

 

辰巳智秋さんもいい味を出していましたね。

クビを言い渡すくだりは展開を知っていても笑ってしまいます。

 

男性が思ったより多かったのは樋口日奈さんのおかげでしょうか。

エンジェルの役名通り、可愛らしい姿で魅力を振りまいていました。

 

本間さんはもったいない感(タップはちょっとだけ)がありました。

でも、階段から下りてくるシーンでは、流石の身のこなしでした。

この公演期間中に読売演劇大賞のスタッフ賞にノミネートされたとの

ニュースが入ってきましたね。

本作でもタップの振りを担当されているのですね。

 

少女役はWキャストなのですが、私が観た日は両方とも笠井日向さんでした。

なかなかの好演。

久家心さんの方でも観たかったなぁと。

 

ディーバは新良エツ子さんが声の出演。

大いに盛り上がる圧巻の歌声でした。 

作曲を担当している和田俊輔さんの奥さんだそうです

 

アンサンブルの方々も持ち味を出していました。

ポールダンスは迫力がありましたね。

 

 

最後に沙也加さんの支配人に触れておきましょう。

さすがの手だれぶりで存在感がありました。

歌って踊って。

あまり観たことがないパンツルックでしたが、キマっていましたね。

シルクハットも似合っていました。

 

沙也加さんの踊りのシーンが、思っていたより多かったので楽しめました。

いつもながらですが、指先がきれいなんですよね。

最後のふぉ~ゆ~と踊るところは特に楽しかったです。

 

気分を落ち着かせる深呼吸も、決めゼリフの「show must go on」もバッチリ。

もちろん歌も素敵でした。

 

同年輩のふぉ~ゆ~とのびのび。  

そして主役陣を支える役割もしっかりと。

こういう役どころは本当にうまいし安心できます。

歳が一緒でも、何となくお姉さんキャラがにじみ出てくるのは、

何ででしょうかね。

ふぉ~ゆ~のファンの方も支配人を応援してくれていたようで良かったです。

 


そして日替わりアドリブネタの件  

 

アドリブの場面は3つあるようで

①見習いくんのあだ名

②支配人トーク

③1万円のサイン

 

この日替わりネタはそれぞれが考えているそうで、これもスゴイことですね。

Twitterで検索してみると、連日のアドリブネタを完璧に追いかけている方が

いました!

 

アドリブでは支配人のシーンも大いなる見どころ。

ディーバの音源が故障してしまったところで、急遽支配人がピンチヒッターに。

急な声の変化について、「声変わりしちゃったの」との前振りから、

しゃべり倒す感じのトークで場をつなぎます。 

 

私の観劇日では、

18日はつけものネタ

26日はみかんネタ

でした。

よどみないしゃべりは、とてもアドリブとは言えないような出来でした。

 

ここの一連のシーンはまさに熱演。

最後はステージに倒れ込んでしまいます。

その後、白いロープを引っ張ると吹雪が落ちてくるところも支配人の

見せ場になっていました。

 

 

沙也加さんの出番のおさらいです。

 

まずは場内アナウンスからでしたね。

 

そして歌唱ナンバーです。

(ちょっと自信がないのですが... 題名はプログラム記載によります)

 

・Welcome to the SHOW BOAT   

  冒頭のショーアップされた見せ場。

  ダンスも楽しい。

・ノーバディズパーフェクト

  客席からもすかさず手拍子が。

  特に盛り上がりましたね。

  〆はパンパン。 

・Dance Show Boat

  後半の高音の伸びが聞かせどころでした。

・There's No Business Like Show Business

  ここの冒頭のメロディラインが妙に耳に残りました。

  ふぉ~ゆ~の歌詞の中に「30代のアイドル」のフレーズ。いいですね。

・Welcome to the SHOW BOY    

  ふぉ~ゆ~と5人で歌い踊る。

  同期の絆を感じさせるほっこりするナンバーでした。

 

最後も支配人の場内アナウンスで〆られました。

 

 

パンフレットもなかなか洒落たつくりでした。

SHOW BOATの乗船券が挟んであったり、ポスターもついていました。

出演者のフォトショットは、エントランスにあった楽屋のデスクやミラーを

背景に撮られています。

 

全体として見ると笑いネタが多かったですね。

客席もノリが良かったです。

ショー部分もとにかく楽しい。

自然に手拍子が鳴るところも、舞台と客席がひとつになった感じで、

とても心地よい空間でした。


カーテンコールで手をつなぐとわずか17人のカンパニー。

このアットホーム感はクリエの良さですね。

もっと前で観たかったなぁというのが正直なところです。

 

これはもう再演期待ですね!

 

 

【キャスト】

 

裏方:福田悠太

見習い:辰巳雄大

ギャンブラー:越岡裕貴

マフィア:松崎祐介

エンジェル:樋口日奈

主演ダンサー:秋山大河

ミスターマジック:辰巳智秋

 

ディーバ他:田口恵那

調理師他:門間めい

バニーガール他:遠藤令

マジックアシスタント他:廣瀬水美

マジックアシスタント他:金川希美

刑事他:高瀬雄史

刑事他:東間一貴

少女:久家心/笠井日向(Wキャスト)

 

通訳:本間憲一

支配人:神田沙也加