神田沙也加さんのステージ39(ピーターパン製作発表 2017年6月29日) | 3θのブログ

神田沙也加さんのステージ39(ピーターパン製作発表 2017年6月29日)

ミュージカル「ピーターパン」の製作発表に行ってきました。

チケットを購入すると、製作発表招待の抽選に参加できるシステム。

ダメもとで応募したら、見事当選しました!

 

メールの当選通知によれば、場所は都内某ホテルとのこと。

受付は10:30、開始は11:00となっています。

 

早めに会場に行き、まずは付近を偵察?

宴会場のフロアを使うようです。

この時期なので、株主総会や内定者懇親会などの案内もありました。

 

定刻に受付で当選メールを示し、運転免許証で本人確認。

座席はくじを引くスタイル。

えいっと引いたところ、見事に最後列!

チラシとポストカードを頂いて会場に入りました。

 

プレス陣の準備が進められていました。

正面に要綱を記したパネルがあり、そこがステージになっています。

ステージに向かって、6席+6席でパイプ椅子が並べられています。

前方が、マスコミ席、関係者席となっていて、その後ろが当選者席。

当選者席は60番まで番号がふられていました。

さらにその後方にある台上に、三脚カメラが所狭しと並んでいました。

左右には沢山のスタッフ陣が控えていました。

 

下手側に司会者用らしき演壇が用意されていました。

今日の司会はだれでしょうかね。

 

私の席は一番後ろでしたが前列がほぼ空席になっていたので、

視界は良好でしたが、ステージはちょっと遠いですね。

 

そうこうするうちに、司会者が登場。

フジテレビの軽部アナでした。

これなら安心して観られそうです。

(そういえば、この公演の主催は、フジテレビ、スポニチ、ホリプロでした。)

 

公演概要や出演者などが読み上げられます。

ピーターも演出家も10代目だそうです。

 

さあ始まるようです。

最初はピーターパンの歌唱披露 「I’m Flying」から。

 

吉柳咲良さんが元気に登場し、ハンドマイクで歌い始めます。

最初は少し硬い感じでしたが、振りをしながら元気に歌ってくれました。

少年ピ-ターパンがそこにいました!

上々のお披露目となったのではないでしょうか。

 

歌い終わって裏に引っ込むと、何やら歓声が聞こえました。

きっとキャスト陣から湧き上がったのでしょうね。

 

続いて主催者を代表してホリプロの社長さんからご挨拶。

堀威夫さんの息子さんでしょうか。

ピーターパンは今年で37年目だそうです。

 

椅子やマイクの設営が終わると、さぁ、登壇者の入場です。

久保田麿希さんを先頭にキャスト7名と演出の藤田俊太郎さんが

順次入場。

藤田さんは黒のスーツ姿ですが、キャスト陣はそれぞれの舞台衣装を

身にまとっています。

 

まずは皆さんの紹介から。

軽部アナの役名の紹介のあとそれぞれ簡単にご挨拶。

そして、一人ずつ軽部さんとの応答に移ります。

印象に残ったやりとりを書いておきますね。

(詳しくはプレス記事や動画をご覧下さい)

 

ここからは着席で進められたので、上半身しか見えませんでしたが、

天井に鏡が貼ってあったので、時折そちらに目をやって情報を補強しました。

 

 

藤田俊太郎さん。

若い演出家さんですね。

でも、読売演劇大賞の演出家賞をとった実力派のようです。

(ジャージ-・ボーイズに行けなかったのが残念でした。)

 

5歳で初めて観たミュージカルだった。

「ピーターパン」を演出することが夢だったのでとても嬉しい。

 

台本は1954年のブロードウェイ版を使うそうです。

1988年に青山陽治さんが翻訳・訳詞されたとのこと。

これは楽しみですね。

子供に届けるミュージカルを作るのが夢だったそうです。

 

以下は配役並び順に紹介されていきます。

 

まずは主役のピ-ターパンを演じる吉柳咲良さん。

今日の歌唱とホリプロスカウトキャラバン決勝と、どちらが

緊張しましたか?と問われると、

決戦は全然緊張しなかったので、今日の方が緊張しましたとの

回答がありました。

 

その後の受け答えはとても13歳とは思えない程しっかり。

「13歳でしかできないピーターパン」を演じたいと決意を

語ってくれました。

 

 

自己紹介で「9年ぶりの復帰となるフッキ船長です」と

最初に笑いをとったのはフック船長役の鶴見辰吾さん。

芸能生活40周年のベテランさんだけに流石の貫録ですね。

 

3回目となるフック船長役ですが、

「52歳にしかできないフック船長」で、また笑いが・・・。

「デビュー時は咲良と同じ13歳だった。」そうです。

今年52歳ですが、体力面は万全とのことなので、

元気なフック船長を演じてくれそうです。

 

 

ウェンディは神田沙也加さん。

6年ぶりのカムバックを問われて

前回は3年連続で出させていただいた。

カムバックは全然予想もしていなくてビックリした。

思い入れのある作品であり、思い入れのある役でもあった。

新解釈の演出もとても楽しみで、

違う台詞、違う歌詞に触れられて楽しい。

 

すごい年下のピーターパンについてはと問われると、

ものすごくしっかりしていて

まっすぐな目と出で立ちがピーターパンとしての説得力があった。

安心して教えてくださいという感じと締めくくりました

 

 

初出演の石井正則さんはスミー役。

今までとは装いが違ってチャーミングな感じと自画自賛。

フック船長との身長差が大きく、子供たちの遠近法を

狂わせてしまうのではと心配も。

実際にフック船長と並ぶと、確かに!

 

また、吉柳咲良さんの成長が著しいので、

公演期間の終わりには、身長で抜かれてしまうのではと心配。

沙也加さんから「日々成長痛で関節が痛いらしい」との情報提供も。

石井さんも、「44歳にしかできないスミーを」でした。

 

 

宮澤佐江さんは、タイガー・リリー役。

衣装の感想を聞かれて、「ちょっとドキドキしますね」。

アイドル時代にもない史上最高のスカートの短さとのことでした。

するとシャッター音が響き、「そらカメラを向けるから!」とお怒りも。

 

アクションシーンはほぼ初めてなので、すでに筋肉痛も。

役作りについては

女性だけど、タイガー・リリーは凛々しくてカッコいいと

言われるようにしたいと抱負を語っていました。

 

 

続いてはダーリング夫人役の入絵加奈子さん。

13年前はウェンディを演じましたが、今回はダーリング夫人役、

最後はウェンディの10歳の娘も演じて、フライングもする。

鶴見さんの、妻・娘・孫と三代の家族を演じることになると大アピール。

ウェンディの時は35歳で最年長、今回ダーリング夫人役でも最年長、

さらに、10歳のジェーンを演じるので、実年齢との差でも最大とのこと。

軽部アナから「年齢での3冠王ですね」とアシストが入って、

笑いが起こりました。

入絵さんも芸能生活25周年だそうです。

 

 

最後は、ダーリング家のメイドであるライザ役の久保田麿希さん。

まず軽部アナから、

「私は毎年家族で観ているが、ライザ役 だれ?と思いましたが」との問い。

答は

「現実世界にいる大人の中で、唯一ネバーランドに行ける大人」。

色々とあるんで 「飛びません」とも。

藤田さんにも話が向き、

ブロードウェイの台本にも最初からライザはいますと補足が入り、

どういう風に読み解いていくかを考えているそうです。

最後に、久保田さんから、

「こんなに稽古場に行くのが楽しみなのは初めて」と。

ライザの存在は今回のポイントになりそうですね。

 

 

プレス関係者からの質疑応答は2社から。

 

最初は「イープラス」さんの女性。

吉柳咲良さんへ

①最初に選ばれた時の感想

②作品に対する思い

 

①については、

ピーターパンが舞台として存在することを知らなかったという

思ってもみなかった発言。

その後、資料DVDを観ただけでもワクワクしたので、劇場では

もっとワクワクするんだと思います。

 

②については、

脚本を読んで素晴らしいと感じた。

皆さんに助けていただいて、素敵な作品にしたい。

 

その後、「SPICE.」さんから、このライターさんによる署名記事、

「10代目ピーターパンがお披露目!」がネットに上がっていましたね。

内容も詳しく、写真もたっぷりで読み応えがありました。

 

次はスポニチさんの男性から。

鶴見辰吾さんと神田沙也加さんへということで、

①吉柳咲良さんの魅力

②先輩としてのアドバイス

 

鶴見辰吾さんからは

とれたて野菜のようなフレッシュさが魅力。

彼女を軸として今までにない「ピーターパン」をお見せできると思う。

 

神田沙也加さんからは

毎日お稽古しているが、瞳に説得力があり、スポンジのような吸収力がすごい。

初舞台は役者にとって重要なので、最高な初舞台と言えるように、

お手伝いしたい。

初舞台が楽しかったと言っている沙也加さんならではの思いやりですね。

 

最後は吉柳咲良さんの〆のご挨拶があって終了となりました。

 

われわれオーディエンスはここで退場。

この後で、フォトセッションと囲み取材が行われるとのことでした。

 

その後6月30日のめざましテレビで紹介されていました。

スポーツ新聞紙やマスコミ媒体にも数多く登載されています。

ネット動画も順次アップされているので、思い出しながら楽しんでいます。

 

 

さて、初日まで一カ月を切りました。

 

今年は6年ぶりの観劇となります。

これまでに、榊原郁恵ちゃんは別格として、笹本玲奈さん、高畑充希さんの

ピーターを観ていますが、今回吉柳咲良さんはどんなピーターパンに

なるのでしょうか。

 

演出、台本が変わるというのも興味をそそられます。

私が観劇した2010年の演出は、松本祐子さん。

そして2011年の演出は桑原裕子さんへと変わりました。

衣装もセットも大きく変わったことにビックリした思い出があります。

 

今回はさらに台本そのものが変わるということなので、

どんな作品に生まれ変わるのかが大いに楽しみです。

また、翻訳の青井陽治さんの名前をどこかで聞いたことがあると思ったら、

朗読劇「ラヴ・レターズ」の演出でおなじみの方でした。

 

前回の観劇の時に、原作となる小説「ピータン・パンとウェンディ」を

買っていたので、また読み返してから初日に臨もうと思っています。

 

最後に沙也加さんについて。

6年前の公演で、ウェンディは完全に卒業したと思っていたので、

今回のカムバックにはちょっとビックリというところです。

でも自他ともに認める当り役と思うので、カムバック大歓迎です。

なお、今回の製作発表の記事を書いたライターさんが、

「6年振りにウェンディを演じる神田沙也加にインタビュー!」

を書いていますが、おススメですよ。

今回の役作りについても話してくれています。

 

カラフルになった衣装に身を包んで、どんなウェンディを演じてくれるのか。

そしてどんな歌を聴かせてくれるのか。

ファミリーミュージカルを謳っているので、大人にとって敷居が高い感じが

ありますが、大人でも十分楽しめる作品かと思います。

2009年は見送ってしまいましたが、2010年にえいやっと

思い切って観劇したのが大正解でした。

迷っている方は、一度ご覧になってみては。

 

曲数は多くないのですが、ウェンディの歌もいいですよ。

前の台本だと、ウェンディの歌唱は以下の4曲でした。

とても素敵なナンバーなのですが、短いのが残念なところです。

 

①一幕早々、ダーリング夫人の子守唄に子供たちが加わります。

②ピーターとのデュエット曲「ネバーランド」は特にハーモニーがキレイ。

③「遠いメロディー」はせつないメロディが胸を打ちます。

④三幕の終わりに再び子守唄。でもほんのちょっとだけ。

 

 

以上、せっかくの機会をいただいたので、少し頑張って書いてみました。

記憶が定かでないところは、動画や各種媒体の記事を参考に

させてもらったことを最後に付記しておきます。