神田沙也加さんのステージ⑨(私の頭の中の消しゴム) | 3θのブログ

神田沙也加さんのステージ⑨(私の頭の中の消しゴム)

次なる演目は初めての朗読劇 「私の頭の中の消しゴム」 です。

沙也加さんの出演日が2日しかないので、見に行ける日は1日しかなく、
すぐにネットでチケットを確保しました。

演出家の方のブログを発見。
稽古場風景を見たり、相手役の山本芳樹さんのことを
調べたりしているうちに、当日を迎えました。

2010年5月29日(土) 13:00 4列中央 テアトル銀座

席は舞台が目の前にある感じでした。
椅子がちょっと離れて二つ置いてありました。
多少の動きはあるとのことでしたが、基本的には二人で
台本を読み進めていくようです。

そして開幕。
白のスーツに身を包んだ薫の登場です。
髪を長く伸ばし、落ち着いた物腰で、大人の雰囲気を
醸し出していました。

朗読が始まりました。
いつもより声のトーンを低めにした感じです。

いくつか場面変換があり、座る位置も交替。
目の前に沙也加さんがいました。

最初は笑いをとるシーンもありましたか、話が進むに従って、
二人の声だけが響きます。
そしてすすり泣きも。

病状が進み、記憶がどんどん薄れていくにつれて、
表情がなくなっていく様は、「AKURO」のアケシを
彷彿とさせるものがありました。

壁に貼ったメモが1枚また1枚と落ちていくシーンは辛いですね。

特筆すべきことは二人とも読み誤りがないこと。
1箇所だけ、言い直したところがありましたが、
いわゆる「噛んだ」ところはありませんでした。

朗読の力を再認識した公演でした。


そして今回も出待ちでバンフにサインをもらいました。

みんなにサインをし終わって駐車場に戻るときに、
跳ねるように飛んでいった姿が、微笑ましかったです。