まめたの主治医は〝血腫〟と呼ばれる科の先生たちで、五人いました。


大学病院の小児科は小児科の中でもそれぞれの科に別れていて、他にもネフローゼなどをみる泌尿器科や、てんかんなどの神経科、心や発達の問題の科、先天的に心臓に問題がある循環器科など、もっとたくさんありましたが、細かく分かれていました。


血腫は主に血液疾患や、脳腫瘍の患者をみており、抗がん剤やステロイドをバンバン使うので、無菌室(高性能フィルターか入っている空調室)や移植部屋に入っている患者が主な担当でした。


まめたの先生たちは皆仲良さそうで年齢もバラバラで、チームとしてバランスがとれていそうでした(私、何様)。

以降、年功序列にあだ名を付けて書いていきます。


1、サンタマリア先生(血腫でトップの先生で、痩せてた。50代前半ぐらい。)

2、ラグビー先生(浅黒でラグビーが好きな厳つい先生で真面目。40代後半。)

3、スネ夫先生(後輩や看護師に不当な扱いをし、上の先生にはヘコヘコ。でも、説明はすごく上手でした。40代前半)

4、完璧先生(唯一の女の先生で、絵もピアノも上手で頭もいい。なぜ女医の先生は完璧な人が多いのか。お母さん先生なので母親目線での相談はしやすかった。40代前半)

5、ひょろん先生(一番歳が近くて話しやすかった。30代前半。)


基本的に病状説明はサンタマリア先生がして、いないときはラグビー先生がしていました。


どの先生もこどもが大好きで、まめたにとても良くして頂きました。

ナースステーションでまめたを見てもらっていたとき、先生方が交代で抱っこしていることも何回かありました。


今でもとても感謝しています。