8日目はジャカルタに戻る予定だけだった。


朝ごはんを食べて、ホテルの庭を見て回った。

朝食のタイミングが中国人団体観光客と一緒になってしまい、レストランが混んでいて煩わしかった。

みんなお揃いの真っ赤なTシャツを着ている。

自分では絶対着ないなと思う一方で、もし自分が同じ集団の中に居れば気にならなくなるのだろうともおもう。


ホテルの周りにアクティビティがいくつもあると教えてもらっていたが、疲れが溜まっていてそんな気分にはなれなかった。

grubを呼んで12時にジョグジャカルタの駅に着いた。13時すぎにはジャカルタ行きの電車にのった。

相変わらず空調が寒いくらいに効きすぎている列車に7時間揺られてジャカルタをめざす。

ジョグジャカルタでの1週間はとても充実していて楽しかった。出会った人はみんな優しい。

地元の人に案内をしてもらえたから、その土地のことがよくわかった。父の人脈に感謝である。


ジャカルタのホテルについてチェックインすると、またしてもツインではなくダブルの部屋だった。

今回は部屋を変更するのではなく、ベットを分ける作業をしてもらうことでツインベットになった。


なんやかんやしていると21時すぎになってホテルのレストランも閉まってしまった。


隣のホテルの最上階の日本食レストランは開いているらしく、そちらに向かった。

結局、そこしか選択肢はなかった。

インドネシアでは一食あたり大抵500-600円くらいで食べられたが、最上階の法則(中国旅行4日目を参照いただきたい)で高級レストランであった。

私は1600円の照り焼き焼き鳥丼と800円の烏龍茶、父は1400円の豚肉ソース焼きそばと900円のビールを頼んだ。日本で頼むよりも高いが、高級レストランと考えるとまあ安い。

ご飯がうるち米なのが嬉しかった。
インドネシアでも米が食べられるとはいえ、食べられる米はジャスミンライスなので食感がちがう。結局食べ慣れているうるち米が一番美味しい。
味は普通よりちょい美味い。おしゃれな居酒屋で出てくる味。
豚肉もアルコールもイスラム圏のインドネシアでは基本売っていないので、このタイミングでこの店に来れてよかったかもしれない。


そのレストランから見えるジャカルタの夜景はこんなかんじ。高層ビルが乱立している訳ではない。

まだ発展の余地がある成長中の国の景色だ。そのうち地上げ屋がその辺の土地を買って開発するのだろう。資本主義だから仕方がないとはいえ、それが豊かさなのかと心が痛む。


それではまたいつか。