2011年から連載していた「銀の匙 Silver Spoon」が昨年11月完結。先月中旬にようやく単行本が発売され速攻で手に入れました。🎶
これまですべて単行本で読んでいたので、兎に角、ネタバレに注意しながら2月の発売を心待ちにしていた。
前作、「鋼の錬金術師」からの作者のファンなのだが、実は子どもから「ハガレン(通称)」を教えてもらい年甲斐もなくハマっていました。💦

さて…北海道十勝の農業高校を舞台にした「銀の匙Silver Spoon」。
作者の実家が十勝の農家で、地元の農業高校を卒業後、家業を手伝いながら漫画を描いていたリアルな体験と高校受験や農業を取り巻く環境、地域の課題といったテーマが散りばめられ、農業に馴染みのある北海道のオジサンやオバサンたちは、多分「入れ食い」状態で、かなり大好物かもしれない。www
そして、「ハガレン」の作者ということで、幅広い年代で人気を博してきたと思う。そうじゃないと少年誌で8年は続かないですわ。‼️

この漫画は、主人公「八軒勇吾(はちけんゆうご)」が受験に失敗して、札幌から十勝の大蝦夷農業高等学校(通称 エゾノー)に来るとこからスタートするのだが…。
確かオイラが中学生の時、札幌市の八軒(はちけん)中学校から転校生がやって来て、変な名前の学校と思ったのを久しぶりに思い出しました。😁

そこで、チョイと調べてみると…
明治4年(1871年)、東本願寺が新潟県から現在の札幌市山鼻地区に40戸を招き入植させた。その他の移住者と合わせて50戸の集落は、その年の干支にちなんで辛未一ノ村(しんびいちのむら)と呼ばれた。※辛未(かのとひつじ、しんきんのひつじ、しんび)は、干支の一つ。
ところが同年、山鼻を市街化するとの開拓使の意向で50戸164名の住人たちは、別の場所へ再移住することになる。小集団に分散し、円山に向かった6戸以外は、戸数をもって新しく入植した土地の名前とし、6戸→円山、8戸→八軒、12戸→十二軒(後に宮の森に改称)、24戸→二十四軒と命名。
この住人らは琴似村の基礎を造り、その後に建設された琴似屯田兵村とともに地域を発展させていったそうだ。

このコミックの登場人物の姓は、北海道の地名から引用されていて、十勝近辺の地名の名前が多いが…
そのなかで卓球部のメガネをかけたインテリ風の外見で、「ハカセ」のあだ名で八軒をライバル視している岩見沢光中出身の「御茶の水 太郎(おちゃのみず たろう)」というキャラがいました。
確かにオイラの住む岩見沢に「御茶の水」とういう地名があるわ。www