平成28年7月、日本清酒(株)千歳鶴の丹頂蔵 六代目杜氏に市澤智子(さとこ)さんが、1872年(明治5年)創業からの歴史の中で初めての女性杜氏として起用されたそうだ。

ちなみに北海道では唯一の女性杜氏だ。最近では全国的には女性杜氏は珍しくはないそうだが、まったく酒造りに縁の無いサラリーマンの娘さんがその道を選ぶということは珍しいと思う🎵


この千歳鶴「純米 新酒 しぼりたて」は、北海道産酒造好適米「吟風」100%を使用し、今までラベルデザインを一新。さらに千歳鶴には珍しい芳醇な味わいを目指し、平成28年12月に発売した市澤杜氏のデビュー作だ👍

前年は、酒造好適米「きたしずく」を使用したそうだが、食事しながらでも呑みやすく、キレイな酒質を目指し「吟風」をチョイス🎵

※鶏ささみの黒胡椒スモーク

芳醇な中にもサラリとした口当たりの味わいは精米歩合70%とは思えない。これが「吟風」を選んだ答えなのかもしれない。

杜氏のあいだでは「味の吟風」「キレの彗星」などと言われている。その個性が評価される北海道産の二大銘柄に対して、雑味がない柔らかな味わいで脚光を浴びているのが、どうやら「きたしずく」のようだ。北海道の日本酒の行く末は明るい(笑)