越後鶴亀は、多くの人々に喜ばれる美味しい酒造りを目指して明治23年(1890年)に創業。わかりやすく、おめでたい商標との想いから「鶴亀」という名を冠した🎵

また、蔵元の5代目の現当主は、東京芸術大学出身で、ラベルのデザインにはオリエンタルな雰囲気が漂い、四季折々のハレの日に選ばれ、宮中晩餐会などいろいろな記念酒を皇室に献上してきたそうだ。


越後鶴亀の純米酒は、「山田錦」「五百万石」を麹米、「こしいぶき」を掛米に使用し、コメの旨みを引き出すために低温で発酵させ、敢えて小仕込みの伝統的な造りにこだわりながら、軽快でなめらかな口当たり、しっかりとした旨み、キレの良い後味に仕上げ、越後鶴亀を語る1本となっている。


蔵元で使用している仕込の水は、角田山系の伏流水で、その採取地は弘法大師が水に困る民のために錫杖を地面に立てたことで湧き出したと伝えられる「弘法の清水」を使用。

水質は硬度45度の弱アルカリ性で、地下100mの深さから湧き出し、この清水をポリタンクに汲み一つ一つ手で運び、仕込みの水としているそうだ。