昔は種麹のことを「もやし」と呼んだそうだ。麹菌の胞子が伸びる様子から、草花が芽生える意味の「萌える」という言葉がなまったと伝えられている。この呼び方は今でも使用されており、特に酒造メーカーで「もやし」という呼び方が多く使用されているそうだ。

このことを踏まえ…


もやし(種麹)屋の次男坊である沢木 惣右衛門 直保(さわき そうえもん ただやす)は、菌やウイルスが肉眼で見えて、会話もできるという不思議な能力を持っていた。


直保は、幼馴染の酒蔵の息子 結城 蛍とともに、祖父の友人である樹 慶蔵が教授を務める「某農業大学」へと入学。

院生の長谷川 遥とゼミ生の武藤 葵、密造酒の製造を企てる2年の美里 薫と川浜 拓馬、偶然ゼミに参加することになった1年の及川 葉月などの面々が菌とウイルスにまつわる様々な騒動に巻き込まれ、学生達と菌達がわちゃわちゃする「農大 青春 発酵 菌 漫画」だ(笑)


※実は連載終了してから読みました(汗)

このテーマでよくぞ漫画にしたもんだと感心しました。
主人公の実家が種麹メーカーとのことだが、この種麹製造業は、長らく京都にある2社しか許されておらず、現在でも専門メーカーは全国で10社を下回っているそうだ。このことからも、設定としては、かなりマニアックということが良く分かりますわ♪