蔵元である株式会社佐浦は、宮城県塩竈市に本社蔵をかまえ、1724年から鹽竈(しおがま)神社の御神酒を作ってきた酒屋だそうだ。

ラベルに武将で歌人としても知られる鎌倉幕府三代将軍 源 実朝(みなもとの さねとも)の歌
『塩竈の 浦の松風 霞むなり 八十島かけて 春や立つらむ』(金槐和歌集)が書かれている。(塩竈の海をやさしく風が吹きわたり、まるで霞がかかっているようだ 湾内に浮かぶ島々にもいっせいに春が訪れたのだろうか)

この歌から『浦』と『霞』を取り「浦霞」と命名したそうだ。

宮城の本醸造酒で「辛口の一の蔵、甘口の浦霞と言われ定評がある」と書いたことがあるが、そもそも日本酒は辛くはない⁉️ 甘さを抑えたものが一般的に辛口と言われ感じる味わいは十人十色だ。このお酒は、甘さの中に旨みがあり、すっきりとした味わいに仕上がっている。

これからも自分の感性を信じて「手頃で旨い酒」との出会いを探そう🎵