「地水火風空」。古い酒蔵には決して人の近づけない場所がある。そこには歳月を経て今も何かが眠っている…。

これは閻魔シリーズを紹介する蔵元のコピーだ。
多種多彩な商品が溢れる中、各メーカー(蔵元)では商品のイメージ戦略を立てている。
蔵元の伝統や酒づくりへのこだわりを、しっかりと消費者に伝え差別化を図り、生き残るための情報戦略は重要な位置を占める。

キレのある深い味わいは、4年連続モンドセレクション金賞もうなずける。蔵元の大分県日田市にある老松酒造は寛政元年(1789年)の創業。  
松の老い木があった老松神社の泉より湧き出る清浄な水が酒造りに適しており酒造りを始めた。これが老松酒造の名の由来だそうだ。… 由来までが、まるで戦略のようだ(笑)