ハロ ウィン(7) | うさたの倉庫

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久しぶり…というほどでもないけど久しぶりで、
ちょっと緊張しながら鍵を回した。

「雅紀、久しぶり…」

なんでもなかったみたいに声をかけて部屋に入ったら、

「雅紀?」

無防備に雅紀がソファーで寝ていた。



吸 血鬼のくせに夜寝てどうすんの?





「雅紀、起きろー」
ソファーの横に膝をついて雅紀の顔を覗きこむ。

綺麗な顔。

長い睫毛が俺の声に揺れる。


「しょお…ちゃん…」


「久しぶり…」
自分の身勝手な行動からの罪悪感で、
雅紀に向ける笑顔がぎこちないって自分でもわかる。

だけど、そんな勝手な俺の気持ちなんて、
バカみたいで、クズみたいで、どうでもいい事で…


雅紀が…


おれを捉えて認識した雅紀の綺麗な黒い目から、

「しょおちゃん」



涙が一雫…。







あぁ…おれは雅紀が好きなんだ。


それはずっと前から、

きっと子供の時からの一目惚れ。







「ごめん…会いに来なくて…」


もう、何も取り繕わず雅紀を抱きしめた。






「ん、…ごめ…っ」
雅紀が長い腕を俺にまわす。


「しょおちゃん…ごめん、ね…、しょおちゃんには…がっこうとか、友だちとか…大切なものが沢山あるのに…」

耳元で紡がれる謝罪の言葉が、


「しゅんちゃんに、言っちゃった…」



「しょおちゃんに会いたいって」



「ごめん…なさい…」

優しくて…痛い。