息子が放蕩している時、その素行に困り果て義母に愚痴を言った。

蜂
息子が大学生の頃
生きる意味がわからない。
自分というものがわからない。
自分てなんだろう。
このままでは辛い。
自分探しの旅に出たい。
そう言い出した。
彼はそう思うと後先考えずに思いのまま実行してしまう。
このままで行くと本当に出奔してしまうだろう。
大学も放り投げて、アパートもそのままで行方をくらますだろう。
何日も悩んだ。
どうしたらいいのかわからなくなって義母に現状を話した。
話した瞬間、
なんやてー!
自分探しの旅やってー!
そんなもん行かんでええ!
そんなもんせんでええわ!
何言っとるんや!
自分探しなんぞ、そこでやればいいんや!
どこにも行かんと、今おる所でやればいいんや!
どっか行って、どうかなるんか!
逃げるんかー!
義母は私に劣らず激情型だった。
そして、腹に思った事は何も隠し立てせずにぶちまける人だった。
電話の向こうで私に大声を張り上げ檄を飛ばす義母。
同士だな。
そう感じた。