生まれてきたばかりの小さな命が
棄てられ死んでしまったり、
保健所に持ち込まれ殺処分されたり、
ただ苦しむために生まれてきたとしか思えないような不幸な命たち。
犬猫殺処分数のうち子猫が半数以上占めており、さらには人知れず亡くなった子猫たちも沢山いることでしょう。
この悲しい現状を打破するためには、不妊去勢を徹底させることが必要になります。
命は尊いものです。
だからこそ、不要物のように扱われる命があってはならないと思います。
不妊去勢手術について、それは人間の論理であって、自然の摂理に反すると言う意見があります。
そう言われれば確かにそうなのかも知れませんし、僕自身も健康な犬や猫にメスを入れる事を喜んでいる訳ではありません。
でも、今のこの国の現状を見てください。
不妊去勢をしないばかりに悲惨な多頭崩壊が全国で起きています。
不妊去勢をしないばかりに、産まれたばかりの仔猫たちが道端に棄てられて息絶えています。
不妊去勢の否定や、その是非に関する議論は飼い主や社会全体の意識がもっと向上してからの話だと思います。
今は不妊去勢を徹底させる事が不幸な命を産み出さない為にはどうしても必要なんです。
産まれた命全てを最後の時まで確実に護る事が出来ないのならば不妊去勢は必要です。
それが出来ていない現状で不妊去勢を否定する事こそが人間の論理なのかも知れません。