北海道の円山動物園。
行ったことないけど、
そこの飼育員さんの本田さんという方のドキュメンタリーを見た。
爬虫類や両生類の飼育を担当している。
両生類は、環境の変化に対応しきれず、絶滅する種が沢山あるようだ。
番組では、動物園で両生類の繁殖を次々と成功させている本田さんを、
ノアの方舟の船長と表現していた。
本田さんは淡々とコメントする。
小さな頃は全く喋らない子供だったらしい。
(今なら 隙あらばASDになりそうなエピソード。)
本田さん曰く、人には誰しも飼育欲があるんじゃないか、とのこと。
(いや、そんな無い、無い人も多いよ!
とテレビに突っ込んだけど…。)
子供の頃から生き物を飼いまくり、冬は彼らと冬眠するような生活をする本田さん。
それ程飼育欲がある人が、単体でなくつがいを飼う方が面白いという。
命が続いていく。
私は、つい息子が、このまま生きていって結婚して子孫を残す可能性について考えてしまう。
つがいになる可能性が低い個体を育てることの、インセンティブの無さ。
自分達が老いた時に頼れることも無い。
自閉症のお子さんを育てる家庭はシングルが多いそうだ。
パパが子供の障害を受容できないことも理由のひとつ。
男の人は、繁殖欲で子供を育てているからかなあと思った。
本田さんが女性だったら、単体で育てることに満足していたかもしれない。
女性だって、男性性が強い人はなかなか受け入れられないのかもしれない。
命を繋げない命がある?
命はみんな、元々繋がっている。