京都御苑 乾御門から入り、小雨の中を 御所 清所門へと歩く
数日前の昼下がり、所用の帰路に京都御所を参観しました。
小雨が降っていた影響か、日曜日なのに人影も少なかったですね。あんなに静かな時間を過ごせたことは意外でした。
(砂利道を歩く自分の足音が一番大きな音)
子供の頃から京都に来る機会は多かったのですが、御所に入るのは初めての経験です。参観者入口・清所門の係員に尋ねると、3年前から予約なしで無料参観できるようになったとか。
(09:00-16:20まで入場可、原則休止日は月曜日と年末年始)
御所内の休憩所、ご覧の通り参観者は殆ど西洋人
反日国家の来訪者からは敬遠されているのか、まるで40年前の古都観光のように外国人参観者の殆どが西洋人で、稀にタイやフィリピンから来られた方もおられましたが、何故か肝心の日本人参観者が少なかったです。
皆さん静かに御所内各所を廻られていました。
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京都御所 清所門、ここで手荷物検査を受けてから入場する↑
承明門から覗く紫宸殿↑
紫宸殿
“五箇条の御誓文”が発布された紫宸殿(ししんでん)は御所の中で最も格式の高い正殿であり、ふだんは天皇陛下の御座である高御座(たかみくら)・皇后陛下の御座である御帳台(みちょうだい)が置かれていますが、現在は御譲位による即位礼に備えて東京の皇居宮殿に移されています。
この紫宸殿だけは、すぐそばに行くことができません。
しかし“王政復古の大号令”を明治天皇が発せられた『御学問所(おがくもんじょ)』や御学問所に面した『蹴鞠(けまり)の庭』、“小御所会議”が開かれた『小御所(こごしょ)』、天皇陛下のお住まいである『御常御殿(おつねごてん)』と、その前に広がる『御内庭(ごないてい)』などは僅か数メートルの距離で拝見できます。
それぞれの建物の付近にいる警備員は2名程度で、これで大丈夫なのかとも思いましたが、参観者の数がまだまだ少ないし、不逞な事件が起きない間はこのままの警備体制なのでしょう。
いつまでも京都御所が通年参観できるとは限らないので、できるだけ早い内にお越しになることをお勧めします。
小御所(こごしょ)↓

上の写真3枚は小御所(こごしょ)↑
大正天皇御即位時に改築された春興殿↑
ここは三種の神器の一つである八咫鏡(やたのかがみ)の
形代(かたしろ)を保管する為の建物だった。
蹴鞠(けまり)の庭↑
“王政復古の大号令”が発せられた御学問所↑
下は御内庭↓
上は御内庭↑
下は御常御殿(おつねごてん)↓
上の4枚の写真は天皇陛下のお住まいだった御常御殿
京都御所は京都御苑の中にある↑
京都御苑 出水(でみず)の小川↑