国際関係を論じる時に「相互主義」という言葉がよく使われます。
現在の「米中貿易戦争」で、互いに25%の関税を掛け合うことも、そのひとつでしょう。
ところが、我が国においては相互主義に基づく法規制の欠如が多く見られます。
例えば中共の場合、個人・法人・外国人・外国法人の土地所有がいずれも認められていないのに、中国人・中国企業が我が国の土地を所有することは認められていたり、我が国にスパイ活動禁止法が無いことも相互主義の観点から大きな問題です。
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北朝鮮と我が国には国交がありません。
しかし、下に紹介するブログをご覧になればわかるように、北朝鮮国籍の人にも司法試験の受験資格があるそうです。すでに20名以上の合格者を輩出しているそうで…。
あの国で、日本人法曹関係者の存在は許されているのでしょうか。「裁判所」という概念の有無さえ怪しい国家ですから、もちろん許されていませんよね。
相互主義とは別の話になりますが、前回ブログで取り上げた「帰化審査基準」も同様で、我が国には「規制すべきを規制せず」の言わば法の穴が多過ぎると思います。
憲法改正はもちろんのこと、性善説で作られた法律の洗い出しと見直しも急務だと思います。