国会前で街頭演説する志位委員長(左端:吉田社民党党首)

 

嘘つき志位さんにツッコミを入れてみる

 

総選挙が10月22日に終わって以降、朝日新聞は来る日も来る日も『世論調査の結果と総選挙の結果が違う』『民意は反安倍だ』『憲法改正反対』『今後もモリカケを追求するぞ』とコラム・社説・一般記事に書き続けています。

 

昨日も、共産党の主張を掲載する振りをして、朝日が自分の言いたいことを載せていました。

まるで発狂したかのような、朝日の劣化ぶりには呆れてしまうのですが、ここは敢えてこの記事に冷静にツッコミを入れることに…(笑)


紺色太文字が志位氏の発言、右向き矢印が私の意見です。

 

 

「民意をゆがめる虚構の多数だ」共産・志位委員長
【朝日】2017年11月1日15時24分

http://www.asahi.com/articles/ASKC14TQZKC1UTFK00P.html

■志位和夫・共産党委員長(発言録)

 安倍政権が国民多数の支持を得たと思ったら大間違いだ。確かに議席では自公が多数を占めたが、三つの仕掛けがあった。一つは小選挙区制。自民党が比例代表で得た得票率は33%、(有権者全体に占める)絶対得票率は17%です。ところが全体の議席では61%を占めた。これは大政党有利に民意をゆがめる小選挙区制がつくった虚構の多数だと言わなければならない。

 

→今回の総選挙において、志位氏は小選挙区から立候補せず、南関東ブロック比例代表のみのエントリーで、党内順位はもちろん首位なので余裕で当選しました。
現行の『小選挙区 比例代表 並立制』の美味しいところを活用している人が、選挙制度の悪口を言っても全く説得力がありません。

 

現在の衆院選挙制度は『個人を選ぶ小選挙区』『政党を選ぶ比例代表』の双方を同時採用することで、「選挙費用を抑えることができること」「政権交代をしやすくすること」「投票数に応じた議席が得られること」、この三つをまずまず生かす制度として、1994年に成立しました。

 

この制度になってから初の1996年第41回総選挙で、共産党は15から26へと議席を伸ばし、この時に共産党が獲得した比例代表投票数は約727万、今回の同投票数は約440万。


『与党が大勝したのは小選挙区制が原因』なんて当たり前のことを主張しているヒマがあるなら、この21年間で共産党へ投票する有権者を大きく減らした原因を分析すると共に、今回の総選挙で衆院の議席数を半減させた(21→12)党首としての責任の取り方を考えるべきだと思います。

 

 二つ目は、野党の中に分断と逆流が起こった。希望の党が登場し、野党の分断が図られた結果が、自公の多数を許す結果になった。自分たちが強いから多数になった意味では決してないということを私は安倍さんにはっきり言いたい。

 

→そんな、一般大衆でも知っていることは安倍首相も首相周辺の方々も重々承知していますよ。現に大勝利確定後の会見で、安倍首相は終始厳しい表情でした。

 

 三つ目に、安倍首相は今度の選挙で徹底して争点を隠した。森友・加計疑惑について一言も彼は街頭演説で言わなかった。改憲についても彼らは言わなかった。森友加計疑惑を隠し、改憲の野望を隠して得た議席だと私は言いたいし、この議席を持って、「もうみそぎはすんだ。改憲を進める」。こんなことは絶対に許してはならないと私は言いたい。

(国会前での街頭演説で)
 

→森友と加計は朝日・毎日系マスコミが作って煽った冤罪。ふだんは官僚・政治家の不正行為に敏感な共産党が「文科省の違法天下り問題」や「辻元清美議員と関西生コンの関係」および「玉木雄一郎議員と獣医師会との関係」をなぜ追求しないのか不思議です。


自由民主党にとって、憲法改正は結党以来続く党是であり、今回の党公約にも明記してあります。
それと、改憲についてですが、自民党員だけを相手にした閉鎖空間の集会なら、政府閣僚であっても自民党議員として改憲について自由に発言できます。

しかし、いろんな人が集まる街頭演説において、安倍さんは首相という立場なので、改憲について軽々しく発言できません。(政府閣僚には憲法遵守義務があるので)

 

国会内でも同じことです。それ故に『私の主張は読売新聞に詳しく掲載されてますから、それを読んで下さい』という首相答弁になったのです。

このことを志位氏はよく知っているのに、『改憲について街頭演説で隠した』と言って国民を騙そうとしています。

 

ところで、日経平均株価が今日で16日連続の上げです。こんなことは50~60年ぶりじゃないですか。
マスコミ各社が総選挙の予想議席数(与党大勝利)を出したあたりからの連騰です。


仮に、共産党や立民党などの反日政党野合政権が大勝するという予想が出たとして、投資家は同様に期待したでしょうか?