(2017.3.9アップデート,)
 

3月6日朝7時半過ぎ、北朝鮮は我が国EEZ内海域に3発、合計4発の弾道ミサイルを落としました。

このミサイルは北朝鮮最西部から発射され、1000km飛翔。日本列島に一番近いものは能登半島北方沖200kmの海域に落ち、残り3発は南北方向に80km等間隔に落下しています。これは目標への命中精度が向上したことのアピールであるとも理解できます。

http://www.sankei.com/world/news/170309/wor1703090013-n1.html

 

仮に北朝鮮の東部沿岸からこのミサイルが発射されたら、東京を含む札幌から鹿児島までの日本列島ほぼ全域が目標になります。

 

韓国THAAD前倒し、今月か来月に実戦配備

二つ前のブログ(アップデート済み)に書いたように、3月1日に始まった米韓合同軍事演習期間中に斬首作戦が実行される可能性はそもそも高かったのですが、3月6日に北朝鮮がミサイル4発を撃ったこと及び韓国南部へのTHAAD配備が既に始まり、3月か4月に配備完了されることが決まったことで、「金正恩 斬首作戦」は既定路線になりました。
(私の予想では95%の確率、もし核実験の兆候を見せれば100%)
 
とは言っても、今は「フォール・イーグル」演習の最中で、3月中頃になれば「キー・リゾルブ」演習用の準備に入ります。
全ての人員とTHAADを含めた軍備が揃い、「キー・リゾルブ」の方もひと通りの演習が完了すれば、米国トランプ大統領が「金正恩 斬首作戦」をためらう理由はありません。
 
韓国では親北派の大統領が5月に誕生するでしょうから、作戦実行は「THAADが実戦配備されてから」が米国の理想ですね。
 
 
2月10日の安倍首相訪米直前に、トランプ大統領が習近平と長時間電話会談したことが報じられていましたが、公表されたことは『ひとつの中国』を認めること。
 
長時間の会談ですからテーマがたくさんあった筈で、この中で『金正恩 斬首作戦後の北朝鮮体制』について、二者が合意したのかもしれません。