リオ五輪の開催に合わせて、中共の船が尖閣諸島へ大量に押し寄せてきました。

8月5日から今朝8月11日午前9時までの間、漁船が1日あたり最大300隻・中国海警局の公船が最大15隻です。

 

五輪開催中の2週間だけは世界中のマスコミが自国の五輪ニュースに夢中で、他国の事件や外交問題の記事扱いが小さくなることを見越してのことですね。

 

つまり、国際的な悪事を実行する絶好機というわけです。

 

◇◇◇

 

過去を振り返ると、

1964年東京五輪→10/16、中共初の核実験

2008年北京五輪→8/7、ロシアがグルジア(現ジョージア)侵攻

 

いずれも、即座に国連から制裁や非難決議を受けるレベルの事件ですが、彼らの目論み通り国際世論は大きな盛り上がりを見せることはありませんでした。

 

◇◇◇

 

ところで、今朝8月11日午前5時半ごろ中国からオーストラリアに向かう大型貨物船が尖閣諸島周辺の公海で小型中国漁船に衝突し、漁船は大破・沈没しました。

 

日本の海上保安庁は漁船乗組員14名の内、漂流していた中国人6名を救出。

残る遭難者8名を巡視船8隻と空から現在も捜索しているそうです。

 

毎日あれだけ尖閣諸島に来ていた、彼の国の公船はというと・・・。

 

自国民の捜索活動をすることもなく、すべて姿を消しました。

中国公船は、昨日午前中に10隻・午後に7隻も確認されていたのですが。

 

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すぐ近くの公海上で起きた自国漁船の沈没事件を放置して逃げ出すとは、まるで韓国セウォル号の船長・船員ですね。

 

中国海警局の任務の中に『海難救助』が入っていないわけがないでしょう。

 

それとも、人命救助の訓練なんかやったことないから、「なかったことにした」のかな?

 

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国際常識が通用しないおバカ国家であることは周知の事実ですが、中国海警局の『海の男たち』もまた海上の常識がありません。

 

最後に、NHKのニュース記事を紹介します。

「外務省は、東京にある中国大使館や北京の日本大使館を通じて、中国側に、中国漁船の乗組員を救助したことや事故の状況などを伝えました。
これに対し、中国側からは、日本政府の一連の対応に謝意が示されたということです。」


┐(´ー`)┌

 

原案・小森陽一、作者・佐藤秀峰の漫画 『海猿』(2004年映画化)は彼の国では紹介されていないのかな?

そして今回の顛末は、自国民に知らされることがないのかも。

 

中国共産党にとっては、2011.7.23の新幹線衝突脱線事故で、落下した車両を(生存者捜索を終える前に)いきなり土中に埋めた事件に次ぐ人命軽視の恥ずかしい事件ですからね。

 

8/11、18:17追加記事;

漁船沈没事故から13時間近く経過しましたが、中国海警局公船が遭難者の捜索に加わったというニュースは未だありません。

 

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関連記事リンク(時系列は最新記事が上部)

 

【NHK】中国当局の船 すべて尖閣諸島沖の接続水域を出る
2016年8月11日 13時18分

 

【産経】中国公船が接続水域から8日ぶりに姿消す
2016年8月11日 12時32分

 

【NHK】尖閣諸島沖 中国漁船とギリシャ船籍貨物船が衝突
2016年8月11日 11時16分

 

【NHK】米 尖閣諸島周辺の中国公船の活動に懸念表明
2016年8月11日 9時24分

 

【NHK】尖閣諸島沖 中国船活発化 接続水域を7隻航行
2016年8月10日 19時09分

 

【産経】緊迫・ガス田レーダー「日本、あれこれ言う権利無い」
2016年8月9日 17時51分

 

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2016年8月8日 12時49分

 

【NHK】
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2016年8月7日 23時24分